目次
はじめに
「出世コースを外れたように感じてから、仕事へのモチベーションをどう保てばよいのだろう」
「同期や後輩が昇進していく中で、自分は何を目標に働けばよいのだろう」と悩んでいませんか。
評価面談で昇進の話が出なかったり、希望していた役職に別の人が選ばれたりすると、これまでの努力まで否定されたように感じ、目の前の仕事に気持ちが入らず、上司に何を相談すればよいのか分からなくなることがありますよね。
この記事では、モチベーションが下がる理由や気持ちを切り替える考え方、出世以外の目標を持って前向きに働く方法を順を追って説明していきます。
出世コースを外れたと感じるのはどんなとき?
出世コースを外れたという感覚は、会社から明確に伝えられるとは限りません。
同期との昇進や異動の差、担当する仕事の変化、上司からの評価や期待の下がり方など、以前との違いが重なったときに不安を感じやすくなります。
ここでは、出世コースを外れたと感じる代表的な場面を確認します。
昇進や異動で同期と差がついた
同期が自分より先に主任や課長へ昇進したり、希望していた部署へ異動したりすると、「自分は出世コースから外れたのでは」と感じやすくなります。
入社時期や経験が近い同期は比較しやすい存在だからです。
同じ人事発表で自分だけ変化がないと、今後のキャリアに不安を抱く人も少なくありません。
重要な仕事やプロジェクトから外れた
これまで担当していた重要な仕事を任されなくなったり、新しいプロジェクトのメンバーに選ばれなかったりすると、不安を感じることがあります。
将来の管理職候補には、責任の大きい仕事を任せる会社もあるためです。
そのため、自分への期待が変わったのではないかと考えてしまう人もいます。
評価や期待が以前より下がったと感じた
評価面談で以前より厳しい内容を伝えられたり、任される仕事が少なくなったりすると、会社からの期待が下がったように感じることがあります。
以前は昇進や将来の話があったのに、それがなくなると、不安になるのも自然なことです。
ただし、一時的な評価や会社の状況が影響している場合もあります。
出世コースを外れるとモチベーションが下がる理由
出世コースを外れたと感じると、これまで仕事に注いできた時間や努力の意味を見失い、働く意欲が下がりやすくなります。
今後の昇進や収入への不安に加え、同期や同僚との差が目に入ることで、気持ちの落ち込みが強くなることもあります。
ここでは、出世コースを外れたときにモチベーションが下がる主な理由を見ていきます。
努力が報われなかったと感じる
残業や難しい仕事を引き受け、成果を積み重ねてきたにもかかわらず昇進につながらないと、「これまでの努力は評価されなかったのでは」と感じることがあります。
頑張っても結果が変わらないと思うようになると、仕事への意欲が少しずつ下がってしまう人も少なくありません。
将来への不安が大きくなる
昇進の可能性が低くなったと感じると、この先の年収や担当業務、働き方について不安を抱きやすくなります。
今後どのようなキャリアを歩めるのか見えない状態では、今の仕事にどれだけ力を入れればよいのか分からなくなってしまうこともあります。
同期や同僚と比較してしまう
同期や同僚が先に昇進すると、役職や給与、担当業務の違いが気になりやすくなります。
経験が近い相手だからこそ比べてしまい、「自分だけ取り残されているのでは」と感じる人もいます。
そうした気持ちが続くと、仕事への前向きな気持ちを保ちにくくなることがあります。
出世コースを外れた人はどう気持ちを切り替えている?
出世コースを外れた後も、働き続けるためには気持ちの置きどころを変える必要があります。
ここでは、出世コースを外れた人が実践している気持ちの切り替え方を見ていきます。
仕事は生活費を稼ぐ手段と割り切る
出世だけを働く目的にすると、昇進できなかったときの落ち込みが大きくなりやすくなります。
仕事は生活を支えるための大切な手段と考えることで、役職や評価に気持ちを左右されすぎず、目の前の業務にも落ち着いて取り組みやすくなります。
仕事以外に目標や楽しみを持つ
仕事以外に楽しみや目標があると、昇進の結果だけで気持ちが大きく揺れにくくなります。
趣味や運動、資格の勉強など、自分が前向きになれる時間を持つことで、仕事とプライベートのバランスを保ちやすくなるでしょう。
出世ではなく専門性や得意分野に目を向ける
出世だけでなく、自分の得意な仕事や専門性を伸ばすことに目を向けるのも一つの考え方です。
これまで積み重ねてきた経験や強みを活かせる分野で力を伸ばせば、役職とは違ったやりがいや自信につながることがあります。
出世コースを外れた後にやってはいけない考え方
出世コースを外れたと感じた後は、悔しさや不安から考え方が偏りやすくなります。
同期や役職者との比較を続けたり、過去の期待や評価にこだわったりすると、今の仕事への不満が強まり、働き方まで投げやりになるおそれがあります。
ここでは、気持ちをさらに苦しくしないために避けたい考え方を見ていきます。
同期や役職者と比較し続ける
同期や役職者と自分を比べ続けると、できていない部分ばかりが気になりやすくなります。
周りの変化に意識が向きすぎると、自分が積み重ねてきた経験や成果まで見えにくくなり、仕事への前向きな気持ちを保ちにくくなってしまいます。
過去の期待や評価に執着する
以前の評価や期待が忘れられないと、現在の状況を受け入れにくくなることがあります。
「前は評価されていたのに」という思いが強いほど、気持ちを切り替えるのが難しくなり、今できることにも目を向けにくくなってしまいます。
投げやりな働き方をする
「頑張っても意味がない」と考えて仕事が雑になると、現在の評価や周囲からの信頼まで下がる可能性があります。
気持ちが落ち込むのは自然なことですが、目の前の仕事を丁寧に積み重ねることが、これからの選択肢を広げることにもつながります。
出世コースを外れた後に目標を見失わないために
出世コースを外れた後は、昇進という目標が遠のいたことで、何を目指して働けばよいのか分からなくなることがあります。
ここでは、自分でコントロールできる目標を設定し、小さな達成感を重ねながら、今の環境でできることに集中する方法を見ていきます。
自分でコントロールできる目標を作る
昇進や人事評価は自分だけでは決められませんが、日々の行動や目標は自分で決められます。
仕事の進め方やスキルアップなど、自分の努力で達成できる目標を持つことで、結果に振り回されすぎず前向きに取り組みやすくなります。
小さな達成感を積み重ねる
大きな目標だけを追い続けると、思うような結果が出ないときに気持ちが落ち込みやすくなります。
毎日や毎週の小さな目標を達成しながら進めることで、自分の成長を実感しやすくなり、仕事への意欲も保ちやすくなるでしょう。
今の環境でできることに集中する
変えられない人事や役職よりも、今の仕事でできることに目を向けることが大切です。
目の前の業務を丁寧に積み重ねていくことで、余計な不安に振り回されにくくなり、自分のペースで前向きに働きやすくなります。
まとめ
出世コースを外れたと感じると、これまでの努力が報われなかったように思えたり、同期や後輩と比べて落ち込んだりすることがあります。
しかし、一度の昇進や人事の結果だけで、これからのキャリアが決まるわけではありません。
大切なのは、役職だけを働く目的にせず、自分が成長できることや仕事以外の楽しみなど、出世以外の目標も持つことです。
また、周囲と比べ続けるのではなく、今の自分にできることへ目を向け、小さな達成を積み重ねていくことで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻しやすくなります。
焦って答えを出す必要はありません。
今の状況を冷静に受け止めながら、自分にとって納得できる働き方やキャリアを少しずつ見つけていくことが、これからの仕事と前向きに向き合う第一歩になるでしょう。