面接対策

人と接する時に大切にしていることのES例文を紹介|評価される書き方とNG例も解説

はじめに

「ESで『人と接する時に大切にしていること』を聞かれたら、何を書けばよいのだろう」
「思いやりや相手の立場に立つことと書くだけで、採用担当者に伝わるのだろうか」と迷っていませんか。

自己PRやガクチカは書けても、この設問になると、自分の普段の関わり方をどの経験と結び付ければよいか分からず、文章の書き出しで手が止まってしまうことがありますよね。

この記事では、ESで評価されやすい書き方や例文、避けたいNG例を順を追って説明していきます。

人と接する時に大切にしていることをESで聞かれる理由は?

「人と接する時に大切にしていること」は、単に性格のよさや人当たりのよさを知るためだけに聞かれているわけではありません。

ここでは、企業がこの質問で確認しているポイントと、評価される回答・評価されにくい回答の違いを整理します。 

企業が確認しているポイント

企業は、「人と接する時に大切にしていること」から、応募者が周囲とどのように関わる人なのかを確認しています。

相手の話を聞く姿勢や、意見が違う時の対応などから、相手の状況を考えて行動できるかを見ています。

入社後に上司や同僚、顧客と関わる場面でも、周囲に配慮しながら円滑に仕事を進められるかを判断するための質問です。

評価される回答と評価されにくい回答の違い

評価される回答と評価されにくい回答の違いは、実際の行動が伝わるかどうかです。

「相手の話を最後まで聞く」「意見が違う時は、相手の考えを確認してから自分の意見を伝える」など、具体的な行動があると普段の接し方をイメージしやすくなります。

一方で、「思いやりを大切にしています」のような抽象的な言葉だけでは伝わりにくいため、自分がどのように行動しているのかまで書くことが大切です。

ESで使いやすい「人と接する時に大切にしていること」のテーマ例

ESで「人と接する時に大切にしていること」を書くときは、無理に特別なテーマを選ぶ必要はありません。

ここでは、ESで使いやすいテーマ例として、相手の立場に立つことや話を最後まで聞くこと、礼儀や感謝、信頼関係、周囲との協力について紹介します。

相手の立場に立って考えること

相手の立場に立って考えることは、ESでも使いやすいテーマです。

相手が何に困っているのか、どのような伝え方なら分かりやすいのかを考えて行動した経験につなげられます。

「相手の立場に立つ」と書くだけでなく、相手の状況を見てどのように行動したのかまで伝えると、普段の接し方が伝わりやすくなります。

相手の話を最後まで聞くこと

相手の話を最後まで聞くことは、人と接する時の姿勢を具体的に伝えやすいテーマです。

相談を受けた時にすぐ自分の意見を伝えるのではなく、まず話を聞き、困っていることや求めていることを確認してから対応した経験などが使えます。

「傾聴を大切にしている」だけで終わらせず、実際にどのように話を聞いたのかを書くことが大切です。

礼儀や感謝を大切にすること

礼儀や感謝を大切にすることは、相手と丁寧に関わる姿勢を伝えやすいテーマです。

自分からあいさつをする、何かをしてもらった時にきちんとお礼を伝えるなど、普段の行動を具体的に書けます。

「感謝を忘れない」という言葉だけでなく、どのような場面で行動したのかを加えると、誠実な人柄が伝わりやすくなります。

信頼関係を築くこと

信頼関係を築くことは、周囲とどのように関わっているのかを伝えやすいテーマです。

約束した期限を守る、分からないことは確認する、必要な情報を早めに共有するなど、日頃の行動と結び付けられます。

「信頼を大切にしている」と書くだけでなく、信頼を得るために実際に行ったことまで伝えると説得力が増します。

周囲と協力すること

周囲と協力することは、チームの中でどのように行動する人なのかを伝えやすいテーマです。

役割分担や進み具合を確認し、必要に応じて声をかけたり、自分にできることを考えて動いたりした経験が使えます。

「協力を大切にしている」だけで終わらせず、周囲とどのように関わったのかを具体的に書くことが大切です。

人と接する時に大切にしていることのESの書き方

「人と接する時に大切にしていること」をESで伝えるには、思いついた内容をそのまま書くだけでは不十分です。

ここでは、結論の伝え方、エピソードの入れ方、入社後へのつなげ方を順に整理します。 

結論から伝える

ESでは、最初に「私が人と接する時に大切にしていることは〇〇です」と結論を伝えましょう。

冒頭でテーマを示すことで、その後に続く経験や行動とのつながりが分かりやすくなります。

限られた文字数の中でも、結論から書くことで自分の考えを読み手に伝えやすくなります。

具体的なエピソードを入れる

大切にしていることを伝えるだけでなく、実際のエピソードを入れることも重要です。

アルバイトや部活動、ゼミなどから、相手とのやり取りが分かる場面を一つ選びましょう。

どのような状況で何を考え、どう行動したのかを書くことで、普段の接し方が具体的に伝わります。

入社後にどう活かせるかまで書く

ESでは、過去の経験だけで終わらせず、入社後にどう活かしたいのかまで書くと伝わりやすくなります。

たとえば、相手の話を聞く姿勢を大切にしているなら、顧客や社員とのやり取りでも丁寧に要望を確認する姿勢につなげられます。

仕事でどのように実践したいのかを具体的に書くことで、入社後の姿をイメージしてもらいやすくなります。

抽象的な回答を具体化するコツ

「礼儀」「思いやり」「傾聴」などは、ESで使いやすいテーマですが、そのまま書くだけでは何を大切にしているのかが伝わりにくくなります。

ここでは、「礼儀」「思いやり」「傾聴」を例に、抽象的な回答を具体化する方法を整理します。

「礼儀」を具体化する

「礼儀を大切にしています」だけではなく、普段どのような行動を取っているのかまで具体的にしましょう。

たとえば、自分からあいさつをする、依頼する時は目的や期限を伝える、教えてもらった後はお礼を伝えるなどが挙げられます。

場面ごとの行動に置き換えることで、人と接する時の姿勢が伝わりやすくなります。

「思いやり」を具体化する

「思いやり」は、相手の状況を見てどのように行動したのかまで具体的にすると伝わりやすくなります。

たとえば、忙しそうな相手にはタイミングを見て声をかけたり、困っている人には必要なことを確認してから手伝ったりする行動が挙げられます。

相手の様子を見て何を考え、どう行動したのかを言葉にしてみましょう。

「傾聴」を具体化する

「傾聴を大切にしています」と書くだけでなく、実際にどのように話を聞いているのかまで具体的にしましょう。

たとえば、相手の話を最後まで聞き、困っていることや求めていることを確認してから返答するなどの行動が挙げられます。

話を聞く時に意識していることを書くと、相手との向き合い方が伝わりやすくなります。

そのまま使える|人と接する時に大切にしていることのES例文

「人と接する時に大切にしていること」は、テーマが決まっていても、ESの文章に落とし込む段階で迷いやすい項目です。

ここでは、そのまま参考にしやすいES例文をテーマ別に紹介します。

相手の立場に立って考える場合の例文

私が人と接する時に大切にしていることは、相手の立場に立って考えることです。飲食店のアルバイトでは、お客様によって求めている対応が異なるため、表情や会話の様子を見ながら接し方を変えるようにしていました。急いでいる方には簡潔に案内し、迷っている方には選択肢を整理して説明することで、相手が安心して利用できる対応を心がけました。この経験を活かし、仕事でも相手の状況や考えを踏まえて行動していきたいです。

相手の立場に立つ姿勢を伝える場合は、「相手目線を大切にしています」だけで終わらせず、相手の状況を見てどのように行動を変えたのかまで書くことが大切です。

傾聴を大切にしている場合の例文

私が人と接する時に大切にしていることは、相手の話を最後まで聞くことです。ゼミで意見が分かれた際には、自分の考えをすぐに主張するのではなく、まずメンバーそれぞれの意見と理由を聞くようにしていました。そのうえで共通する部分と異なる部分を整理し、全員が納得できる方向を話し合いました。この経験から、相手の話を丁寧に聞くことが、認識のずれを防ぎ、よりよい関係を築くことにつながると学びました。入社後も、周囲の意見を正確に理解したうえで行動することを大切にします。

傾聴をテーマにする場合は、「話をよく聞く」という抽象的な表現だけではなく、最後まで聞く、理由を確認する、内容を整理するといった具体的な行動を加えると伝わりやすくなります。

協調性を大切にしている場合の例文

私が人と接する時に大切にしていることは、自分の考えだけにこだわらず、周囲と協力して物事を進めることです。大学のグループ活動では、作業の進め方について意見が分かれた際、それぞれの考えを確認したうえで、期限や役割を整理して進め方を提案しました。その結果、メンバーが納得した状態で役割分担ができ、期限内に発表準備を終えることができました。この経験を活かし、仕事でも周囲の意見を尊重しながら、共通の目標に向けて協力していきたいです。

協調性を伝える場合は、単に「周囲に合わせる」のではなく、意見の違いがある中でどのように調整し、共通の目標に向けて行動したのかを具体的に書くことがポイントです。

人と接する時に大切にしていることのESで避けたいNG例

「人と接する時に大切にしていること」をESで書くときは、内容そのものだけでなく、伝え方にも注意が必要です。

ここでは、ESで避けたいNG例を確認しながら、どのような点に注意すべきかを整理します。 

抽象的な表現だけで終わる

「思いやりを持つことです」「相手を尊重しています」といった抽象的な表現だけでは、普段どのように人と接しているのかが伝わりにくくなります。

相手の話を最後まで聞く、困っていることを確認するなど、実際の行動まで書くことが大切です。

採用担当者が具体的な場面をイメージできる内容を意識しましょう。

エピソードが不足している

「相手の話を聞くことを大切にしています」と考え方だけを伝えても、実際にどのような行動を取ったのかは分かりません。

アルバイトや部活動、ゼミなどから一つの場面を選び、相手の状況や自分が取った行動を具体的に書きましょう。

実際の経験を加えることで、回答にも説得力が生まれます。

入社後とのつながりがない

過去の経験だけで終わると、その経験を仕事でどのように活かすのかが伝わりにくくなります。

エピソードを紹介した後は、「入社後も相手の要望を確認してから行動したい」など、仕事での活かし方までつなげましょう。

自分の経験と入社後の姿を結び付けることで、働く姿をイメージしてもらいやすくなります。

まとめ

ESで「人と接する時に大切にしていること」を聞かれた時は、「思いやり」や「傾聴」といった言葉だけで終わらせず、自分が実際にどのように人と関わってきたのかを伝えることが大切です。

アルバイトや部活動、ゼミなどを振り返り、相手のために考えて行動した場面を一つ選ぶと、自分らしい回答を作りやすくなります。

書く時は、最初に大切にしていることを伝え、その考えが表れたエピソードと入社後の活かし方につなげてみましょう。

特別な経験を探す必要はありません。普段の何気ない接し方の中にも、自分が大切にしている考え方は表れています。

まずは、人と関わった場面を振り返り、「自分はその時、相手のために何を考えて行動しただろう」と整理するところから始めてみてください。

自分の経験を自分の言葉で伝えることで、あなたらしいESにまとめやすくなるでしょう。

-面接対策
-,