はじめに
「係長の年収中央値はどれくらいなの?」
「平均年収と比べると、自分の年収は高いのか低いのか知りたい」と気になっていませんか。
係長への昇進が決まったり、転職先で係長候補の求人を見つけたりすると、実際の年収水準を確認したいと思うものですよね。
この記事では、係長の年収中央値と平均年収の違いをはじめ、課長・部長との給与差や年収を見るときのポイントまで、順を追って説明していきます。
係長の年収中央値はいくら?
係長の年収中央値は、平均年収とは異なる視点で実際の給与水準を把握できる指標です。
ここでは、係長の年収中央値の目安や月収換算した場合の水準、平均年収ではなく中央値を見るメリットについて順を追って説明していきます。
係長の年収中央値
係長の年収中央値は、約640万円が一つの目安です。
厚生労働省の役職別賃金データを基に試算した係長級の平均年収も約639万円となっており、年収水準を考える際の参考になります。
ただし、実際の年収は企業規模や業種、地域、賞与などによって異なるため、自分に近い条件とあわせて確認するとよいでしょう。
月収換算するとどの程度の水準になるのか
年収を約640万円とすると、単純に12か月で割った金額は約53万円です。
ただし、この金額には賞与も含まれるため、実際に毎月受け取る給与が53万円になるわけではありません。
月収を比較するときは、賞与や役職手当なども含めて確認することが大切です。
平均年収ではなく中央値を見ることで実態を把握しやすい
係長の年収水準を知るうえでは、平均年収だけでなく中央値も参考になります。
平均値は一部の高年収層に影響されることがありますが、中央値は年収順に並べたときの中央にあたる金額です。
そのため、一般的な係長の年収がどのあたりにあるのかを考える目安として活用できます。
係長の年収中央値に差が出る理由
係長の年収中央値は一律ではなく、勤務先や本人の条件によって大きく変わります。
ここでは、係長の年収中央値に差が出る主な理由について順を追って説明していきます。
企業規模
係長の年収水準は、企業規模によって差があります。
大企業では給与制度や賞与水準が高い場合があり、中小企業と比べて係長の年収も高くなる傾向があります。
ただし、企業ごとに給与体系は異なるため、年収を比較するときは勤務先と近い規模の企業を参考にするとよいでしょう。
年齢や勤続年数
同じ係長でも、年齢や勤続年数によって年収は変わります。
年齢や勤続年数に応じて基本給が上がる企業では、係長に昇進したばかりの人と長く務めている人で年収に差が出ることもあります。
年収水準を見るときは、役職だけでなく年齢や勤続年数もあわせて確認してみましょう。
業界や職種
係長の年収は、所属する業界や担当する職種によっても異なります。
業界ごとの給与水準に加え、職種に求められる専門性や役割によって、基本給や賞与に差が出るためです。
そのため、自分の年収と比べるときは、できるだけ同じ業界や職種のデータを参考にすると判断しやすくなります。
係長と課長・部長の年収中央値を比較
係長の年収中央値を理解するうえでは、課長や部長と比較してどの程度の差があるのかを知ることも重要です。
ここでは、係長・課長・部長の年収中央値を比較し、役職ごとの年収差について順を追って説明していきます。
【比較】係長と課長の年収中央値
係長の年収は約640万円が一つの目安ですが、課長級になると約800万~900万円程度まで上がる傾向があります。
課長は部署の目標や部下の管理など、係長より責任の範囲が広くなるため、基本給や役職手当にも差が出やすくなります。
企業によって金額は異なりますが、昇進後の年収を考える際の目安として比較してみるとよいでしょう。
【比較】部長と課長の年収中央値
課長級の年収が約800万~900万円程度なのに対し、部長級では1,000万円を超えるケースも見られます。
部長は複数の部署や部門全体を管理する立場となるため、課長より給与水準が高くなる傾向があります。
ただし、企業規模や業種による差も大きいため、役職だけでなく勤務先に近い条件もあわせて確認するとよいでしょう。
係長の年収中央値を見るときの注意点
係長の年収中央値は給与水準を把握する目安になりますが、その金額だけで待遇を判断することはできません。
ここでは、係長の年収中央値を見るときに押さえておきたいポイントについて順を追って説明していきます。
中央値だけでは待遇の良し悪しを判断できない
中央値は係長の年収水準を知る目安になりますが、それだけで待遇の良し悪しを判断するのは難しいでしょう。
同じ係長でも、年齢や勤続年数、企業規模、給与制度などによって年収は変わります。
自分の年収と比べるときは、できるだけ条件の近い係長の水準も参考にしてみてください。
賞与や手当を含めた総年収で確認することが重要
係長の待遇を比べるときは、基本給だけでなく賞与や役職手当を含めた総年収を見ることが大切です。
基本給が同程度でも、賞与や手当の違いによって年間の収入には差が出ます。
中央値と比較する場合も、毎月の給与ではなく年間の総支給額を基準にすると分かりやすいでしょう。
まとめ
係長の年収は、約640万円が一つの目安ですが、企業規模や業界、年齢、勤続年数などによって実際の金額には差があります。
そのため、中央値だけを見て自分の年収が高い・低いと判断するのではなく、できるだけ自分に近い条件と比べることが大切です。
また、待遇を確認するときは毎月の給与だけでなく、賞与や役職手当を含めた総年収にも目を向けてみましょう。
課長や部長への昇進も含めて今後のキャリアを考えながら、現在の年収水準を確認する際の参考にしてみてください。