履歴書・職務経歴書

リクナビNEXTが提供する職務経歴書ガイド【テンプレ・書き方・落ちないポイント】

目次

はじめに

リクナビNEXTで通過しやすい職務経歴書は、「公式テンプレートをベースにしながら、職務要約と直近の実績を一番伝わりやすい形で整える」書き方がおすすめです。書式をどうするか迷いながら書き始めるよりも、最初に型を決めてしまい、採用担当者が最初に目を通す部分に必要な情報をきちんと置くほうが、結果につながりやすくなります。

リクナビNEXTの職務経歴書は、「どれだけ細かく書いているか」よりも、「この人はどんな仕事をしてきた人なのかが、ぱっと見て分かるか」を大切にする仕組みになっています。そのため、文章を長くすることよりも、職務要約から直近の業務内容、そこで出した成果までが、読み進めなくても自然につながって理解できる構成にすることが重要です。テンプレートや自動作成機能を使っていても、この流れが見えにくいと、評価されにくくなってしまいます。

この先では、リクナビNEXTの職務経歴書でつまずきやすいポイントを一つずつ整理しながら、どの形式を選ぶとよいのか、どこから書き始めると迷わないのか、そして削ったほうが伝わりやすくなる部分はどこかを、具体的に確認していきます。

リクナビNEXTの職務経歴書は何が前提になっている?

リクナビNEXTの職務経歴書は、これまでの職歴を時系列で漏れなく並べるための資料ではありません。採用担当者が限られた時間の中で、「この人はどんな強みを持ち、入社後にどんな価値を発揮してくれそうか」を素早くつかむための資料として扱われます。実際の選考では、最初から一文一文を丁寧に読むというよりも、見出しや要点に目を通しながら、使えそうな経験や成果があるかを拾い読みし、その段階で合否の判断が進んでいくことがほとんどです。

履歴書と何が違う?リクナビNEXTが見ているポイント

比較項目履歴書職務経歴書(リクナビNEXT)
役割応募者の基本情報を確認するための書類どんな価値を出せる人かを判断するための書類
主な目的経歴・学歴・資格の事実確認経験・強み・再現性の見極め
読まれ方一通り目を通される要点を拾い読みされることが多い
重視される情報学歴・職歴の一覧性職務要約・直近の職務内容
情報の並べ方決まったフォーマットで均等重要な部分に情報を集中させる
文字数の考え方多くても少なくても影響しにくい多すぎると評価が下がりやすい
転職回数の扱い回数がそのまま目に入る直近の一貫性や役割が重視される
画面での見え方紙前提でも問題になりにくいWeb画面での読みやすさが重要
評価の起点書類としての不備がないか募集内容と経験が合っているか
採用判断への影響足切り・形式確認合否判断の中心になりやすい

履歴書が「経歴に間違いがないか」を確認するための書類だとすると、職務経歴書は「これまでどんな働き方をしてきた人なのか」を見てもらうための書類です。会社名や在籍していた期間そのものよりも、日々どんな業務に関わり、どのような役割を任され、どんな結果につなげてきたのかといった中身の部分が重視されます。

特にリクナビNEXTでは、最初に目に入る職務要約と、直近の職務内容が評価の出発点になりやすい傾向があります。ここで「この募集とは方向性が違いそう」と感じられてしまうと、後の経歴や実績までしっかり読まれないまま判断されてしまうケースも少なくありません。だからこそ、最初の数行で自分の仕事の軸が伝わるかどうかが、とても大切になってきます。

Web提出が前提では伝え方を変えないといけない

リクナビNEXT経由の応募では、職務経歴書は紙ではなく、パソコンやスマートフォンの画面上で確認されることがほとんどです。そのため、最初に表示される1ページ目に、どれだけ必要な情報が無理なく収まっているか、視線が自然に流れる配置になっているかが重要になります。文章量が多いからといって評価が高くなるわけではなく、画面を開いてからほんの数秒で「この人の経験は募集内容に合っていそうか」が直感的に伝わる構成になっているかどうかが、判断の分かれ目になります。

採用担当はどこから読んでいるのか

読まれる順番確認される項目採用担当が見ているポイント
① 最初職務要約募集内容と大きくズレていないか/今どんな人かが一瞬で分かるか
② 次直近の職務内容最近どんな役割を担っていたか/即戦力になりそうか
③ 次直近の成果・実績数値・規模・立場などから、再現性がありそうか
④ 余裕があればその一つ前の職歴直近とのつながりや一貫性があるか
⑤ 最後それ以前の職歴大きな違和感がないかの確認程度
⑥ 必要に応じてスキル・資格・補足情報募集要件との細かな一致点のチェック

多くの場合、最初に目を通されるのは職務要約で、その次に確認されるのが直近の職務経歴です。何年も前の職歴や、日常業務を細かく書き並べた部分は、後回しにされたり、さらっと流されてしまうことも少なくありません。リクナビNEXT向けの職務経歴書では、すべての経験を同じ重さで並べるよりも、「今回の募集内容に近い仕事経験」を自然と前に出す書き方のほうが伝わりやすくなります。

この前提をあらかじめ理解しておくと、どのテンプレートを選ぶかで悩みにくくなり、どこから書き始めればいいのかも見えやすくなります。その結果、読み手が無理なく流れを追える、評価されやすい職務経歴書を作りやすくなります。

まず決めたい「職務経歴書の形式」

項目編年体逆編年体キャリア式
並び順古い職歴 → 新しい職歴新しい職歴 → 古い職歴職種・役割・スキル別に整理
基本的な考え方経歴の流れを時系列で追わせる直近の経験を最優先で見せる「何ができる人か」を先に伝える
採用側の第一印象全体像は分かるが要点が遅い今の実力がすぐ分かる強みが一目で分かる
直近経験の見え方後半に来るため弱くなりやすい最初に来るため最も強調される強みとして整理され、時系列は補足扱い
転職回数が多い場合情報量が増えすぎやすい比較的整理しやすい回数の多さが目立ちにくい
業務内容が多様な場合読み手の負担が大きくなりやすい直近中心なら対応可能違いを整理しやすい
リクナビNEXTとの相性
向いているケース新卒・転職回数が少ない転職経験者・即戦力求人職種横断・専門性重視
注意点強みが埋もれやすい古い経歴は簡潔にする必要あり職歴との対応関係を崩さない

「まずは職務経歴書の形式を決めましょう」と言われても、そもそも形式にいくつか種類があること自体、知らない人も少なくありません。何となく上から順に書き始めてしまい、「これで合っているのかな」と不安になりながら手を止めてしまうこともありますよね。

職務経歴書の形式は、自分が書きやすいかどうかではなく、採用担当者にどう読まれるかを基準に選ぶことが大切です。リクナビNEXTでは、画面上で職務経歴書を確認しながら、「直近の仕事が今回の募集内容に合っていそうか」を手早く見られることが多いため、どの形式を選ぶかによって、これまでの経験の伝わりやすさに自然と差が出てきます。

編年体・逆編年体・キャリア式はどう違う?

【職務経歴】

20XX年4月〜20YY年3月
株式会社〇〇
職種:営業
・既存顧客へのルート営業を担当
・見積作成、受注管理、アフターフォローを実施

20YY年4月〜20ZZ年3月
株式会社△△
職種:営業
・新規顧客開拓を中心に担当
・法人向け提案営業、契約締結までを一貫して対応

20ZZ年4月〜現在
株式会社□□
職種:営業
・チームリーダーとしてメンバー育成を担当
・主要顧客の売上管理、提案方針の策定

編年体は、いちばん古い職歴から順に並べていく書き方です。社会人になってからの流れをそのまま追えるため、長く同じ職種で経験を積んできた方の場合は、これまでの歩みが自然に伝わりやすくなります。ただ、その分、直近で身につけた強みや今いちばんアピールしたい経験が後ろに回りやすく、募集内容に合っていても最初に目に留まりにくくなることがあります。

【職務経歴】

20ZZ年4月〜現在
株式会社□□
職種:営業
・法人向け提案営業を担当
・主要顧客の売上管理、提案資料の作成
・チーム内での後輩指導を一部担当

20YY年4月〜20ZZ年3月
株式会社△△
職種:営業
・新規顧客開拓を中心に担当
・問い合わせ対応から契約締結までを一貫して対応

20XX年4月〜20YY年3月
株式会社〇〇
職種:営業
・既存顧客へのルート営業を担当
・見積作成、受注管理、アフターフォローを実施

逆編年体は、直近の職歴から書き始める形式です。今どんな仕事をしていて、どんな役割を担っているのかが最初に伝わるため、現在のスキルや方向性をイメージしてもらいやすくなります。リクナビNEXTではこの形が読みやすく、どの形式にするか迷ったときは、逆編年体を選ぶと評価につながりやすい傾向があります。

【職務経歴】

■ 営業・提案業務
・法人向け提案営業を中心に担当
・既存顧客の深耕営業、新規顧客開拓を経験
・見積作成から契約締結、アフターフォローまで一貫して対応

■ マネジメント・育成
・チームリーダーとしてメンバー育成を担当
・進捗管理、目標設定、業務フォローを実施

■ 調整・社内連携
・他部署との調整業務を担当
・業務改善のためのフロー見直しに参加

(職歴一覧)
20XX年4月〜20YY年3月 株式会社〇〇
20YY年4月〜20ZZ年3月 株式会社△△
20ZZ年4月〜現在   株式会社□□

キャリア式は、時系列に沿って並べるのではなく、職種や役割ごとに経験をまとめていく書き方です。複数の職種を経験していたり、部署や立場をまたいで働いてきた場合でも、自分の強みを整理しながら伝えやすくなります。仕事内容が多岐にわたる方にとっては、経験の全体像を分かりやすく示しやすい形式です。

転職回数が多い人に向いている形式

転職回数が多い場合は、逆編年体やキャリア式を選ぶと、全体の流れが自然に伝わります。編年体でこれまで在籍したすべての会社を細かく書いてしまうと、画面上では情報量が多くなりすぎて、何を見てほしいのかが分かりにくくなりがちです。直近の仕事や役割については少し厚めに書き、それ以前の経歴は要点だけを簡潔にまとめるほうが、採用担当者も無理なく読み進めやすくなります。

職歴が浅い場合でも選んでいい形式

職歴がまだ長くなくても、逆編年体を選んでまったく問題ありません。何年働いてきたかよりも、実際にどんな業務を任され、どんな姿勢で仕事に向き合ってきたのかが自然に伝わる構成のほうが、評価につながりやすくなります。また、キャリア式を使う場合でも、項目を無理に細かく分ける必要はなく、日々の実務経験を軸にしてまとめる書き方が適しています。

形式を決めきれないまま書き始めてしまうと、「やっぱり別の形がよかったかも」と感じて、後から全体を大きく組み替えることになりがちです。最初の段階で形式をしっかり固定しておくことで、職務要約から本文までの流れが整いやすくなり、書き進める際の迷いも減らしやすくなります。

リクナビNEXTで使える職務経歴書テンプレートの選び方

リクナビNEXTでは、公式テンプレートを前提にした読み方や評価の流れが、ある程度共有されています。そのため、独自のフォーマットに強くこだわるよりも、採用担当者が日常的に見慣れている形に合わせたほうが、構成に迷われることなく、中身そのものを落ち着いて見てもらいやすくなります。

公式テンプレートはそのまま使って大丈夫?

公式テンプレートは、そのまま使っても心配ありません。項目の並び方や情報量は、採用担当者が目を通しやすいように、あらかじめ整えられています。ただ、用意されているすべての欄を、無理に埋めようとする必要はありません。これまでの経験とあまり関係がない項目や、似た内容が繰り返し出てくる部分は、要点だけに絞ってまとめたほうが、読み手にとって全体像がつかみやすくなり、印象もすっきりします。

Word・PDF・Web入力、どれで出すのが正解?

提出方法向いている場面メリット注意点判断の目安
Word作成途中・内容整理の段階修正しやすい/書き直しが楽環境差でレイアウトが崩れやすい提出用ではなく下書き用
PDFファイル提出が求められる場合レイアウトが固定され安心修正には元データが必要ファイル提出なら最優先
Web入力リクナビNEXT上で直接応募画面でそのまま確認される改行・箇条書き過多で読みにくくなりやすい画面見えを意識できるなら有効

リクナビNEXT経由の応募では、職務経歴書はWeb上で入力するか、PDFで提出するケースが一般的です。Word形式は作成や修正の途中では扱いやすいものの、そのまま提出すると環境によってはレイアウトが崩れてしまうことがあります。そのため、最終的に提出する際は、表示のズレを防ぐ目的でPDFに変換しておくほうが安心です。また、Web入力の場合も紙で読む感覚とは異なり、画面上でどう見えるかが重視されます。改行や箇条書きを多用しすぎず、流れを意識した書き方にすることで、採用担当者にとって読みやすい印象につながります。

テンプレートを使うときに削っていい項目・残す項目

項目基本判断理由・考え方
職務要約必ず残す最初に読まれる起点。ここで合う・合わないが判断されやすい
直近の職務内容必ず残す「今どんな仕事ができる人か」を判断する中心情報
直近の成果・実績残す(簡潔に)数字・役割・規模が分かると再現性を見てもらいやすい
それ以前の職務内容整理して残す全削除はせず、要点のみで十分
古い職歴の詳細削ってよい現在の評価には直結しにくく、情報過多になりやすい
募集内容と関係の薄い業務削ってよい強みがぼやける原因になりやすい
業務内容の細かな手順説明削ってよい読み手は「何を任せられるか」を知りたい
スキル一覧取捨選択して残す実務と結びつくものだけに絞る
資格一覧必要なものだけ残す募集要件に関係するものを優先
自己PR欄条件付きで残す職務要約と役割が被るなら省略も可
趣味・特記事項原則削る判断材料になりにくいことが多い
定型文(「幅広く担当」など)削る内容が伝わらず、評価に結びつきにくい

必ず残しておきたいのは、職務要約と直近の職務経歴です。ここは採用担当者が最初に目を向けやすく、判断の軸になりやすい部分だからです。一方で、何年も前の職歴を細かく説明した部分や、日々の業務をそのまま箇条書きにしただけの内容は、省略しても特に問題はありません。テンプレートは「すべてを漏れなく書くための枠」ではなく、「伝えたいことを分かりやすく載せるための土台」と捉え、重要度が低い情報は思い切って整理したほうが、全体として評価されやすくなります。

テンプレートの選び方や使い方を間違えなければ、経験や強みそのものが正しく伝わる状態を作ることができます。内容の良し悪しが、余計な情報に埋もれず、きちんと届く形に整えられることが大切です。

職務経歴書はどこから書けば失敗しにくい?

職務経歴書は、上から順番に空欄を埋めていくよりも、まず評価されやすい部分から整えていくほうが、仕上がりの完成度が安定しやすくなります。特にリクナビNEXTでは、最初に目に入る職務要約と、直近の職務内容が「この人の経験は合っていそうか」を判断する起点になりやすく、ここで魅力が伝わらないと、その先までじっくり読まれにくくなってしまいます。

最初に書くべき「職務要約」は何行が目安?

法人向け営業職として、〇年間にわたり既存顧客の深耕と新規開拓を経験してきました。直近では、主要顧客を担当しながら提案内容の設計から契約締結までを一貫して任されていました。業務では、相手の課題を整理し、分かりやすく伝える提案を強みとしています。現在は、これまでの営業経験を活かし、より裁量の大きい環境で成果に貢献できる役割を目指しています。

職務要約は、3〜5行ほどあれば十分です。文字数を増やすことよりも、「どんな職種で働いてきたのか」「その中でどんな役割を任されてきたのか」「仕事をするうえでの強みは何か」といったポイントが、ひと続きの流れとして伝わることが大切になります。細かな業務内容や過去の経歴を並べる場所ではないため、ここではあえて踏み込みすぎず、これまでの仕事の方向性や軸だけをまとめたほうが、読み手も全体像をつかみやすくなります。

職務経歴は全部書く?省く?

【職務経歴】

■ 20ZZ年4月〜現在 株式会社□□
職種:法人営業
・主要顧客を担当し、課題整理から提案、契約締結までを一貫して対応
・売上目標に対する進捗管理や、提案資料の作成を担当
・チーム内での情報共有や後輩フォローにも関与

■ 20YY年4月〜20ZZ年3月 株式会社△△
職種:営業
・新規顧客開拓および既存顧客対応を担当
・問い合わせ対応から受注までの基本業務を経験

■ 20XX年4月〜20YY年3月 株式会社〇〇
職種:営業
・既存顧客のフォローを中心に担当
・見積作成、受注処理などの基礎業務を経験

職務経歴は、現在に近いものほど具体的に書き、少し前のものになるほど簡潔にまとめていく流れが自然です。すべての業務を同じ分量で並べてしまうと、画面上ではどこが一番の強みなのかが伝わりにくくなります。募集内容との関係が薄い業務は要点だけに絞り、反対に関係の深い経験にはしっかり文字数を使ったほうが、採用担当者にも評価のポイントが分かりやすくなります。

自己PRは履歴書と同じ内容でもいい?

これまで法人営業として、顧客の要望をそのまま受け取るのではなく、背景にある課題を整理したうえで提案することを大切にしてきました。職務経歴で記載した業務でも、ヒアリング内容をもとに提案の切り口を工夫し、継続的な取引につなげてきた経験があります。日々の業務では、相手の立場を意識しながら、無理のない進め方を考える姿勢を強みとしています。

自己PRを履歴書とまったく同じ内容にするのは、できれば避けておいたほうが安心です。職務経歴書の自己PRは、これまでの実務経験を読んだうえで、「この人はどんな強みを持って働いてきたのか」を補足する役割になります。職務経歴で触れた仕事や成果を踏まえながら、「どんな考え方で仕事に向き合ってきたのか」「どんな姿勢を大切にしてきたのか」を、短く添える形にすると、全体に自然なつながりが生まれます。

あらかじめ書く順番を意識しておくだけでも、後から大きく書き直す必要が減り、読み手にとっても流れのよい、まとまりのある職務経歴書に仕上げやすくなります。

リクナビNEXTのレジュメ機能は使うべき?

リクナビNEXTのレジュメ機能は、募集条件や職種との相性が合っている場合に限って使うと、作業の効率が上がります。入力の手間を減らせる点では便利ですが、内容を調整せずそのまま提出してしまうと、経験や強みが十分に伝わらず、評価を下げてしまうケースもあります。時間短縮だけを目的に使うのではなく、「この求人に合うかどうか」を見極めたうえで活用することが大切です。

自動作成で落ちるケースはある?

自動作成された文章をほとんど手直しせずに提出してしまうと、表現がどうしても抽象的になりやすく、実際にどのレベルで仕事をしてきたのかが伝わりにくくなります。とくに職務要約が当たり障りのない一般的な表現に寄ってしまうと、「経験はありそうだけれど、具体的な中身が見えてこない」という印象を持たれやすくなります。

実績や役割がふんわりしたまま書かれている状態では、採用担当者が仕事ぶりをイメージしづらく、結果として書類選考で不利に働いてしまうことも少なくありません。

レジュメ機能を使っていい人・やめた方がいい人

観点使っていい人やめた方がいい人
職務内容の複雑さ業務内容が比較的シンプル業務内容が多岐にわたる
職種の変化同じ職種・業務を継続職種が大きく変わっている
転職回数少なめ多め
強みの方向性一つの軸で整理できる複数の強みが混在している
直近経験の見せ方自動生成でも伝わる強調ポイントを調整したい
レジュメの役割下書き・土台として活用参考程度にとどめる
そのまま提出△(微調整前提)×(非推奨)
向いている使い方全体像を素早く整理強みを整理して手書きで構成
評価の安定性条件が合えば安定しやすい任せきりだと不安定になりやすい

職務内容が比較的シンプルで、同じ職種や業務を長く続けてきた場合は、レジュメ機能を下書きの土台として使う価値があります。これまでの流れを一度まとめる目的であれば、手間を減らしやすいからです。一方で、転職回数が多かったり、職種ごとに業務内容が大きく異なっていたりする場合は、自動生成された内容にそのまま任せないほうが安心です。自分の中で強みや評価されやすい経験を整理し、どこを厚く見せたいのかを意識して書いたほうが、採用担当者にも伝わりやすく、結果的に評価されやすくなります。

自動生成後に必ず手直ししたいポイント

見直すポイント自動生成のまま起きやすい状態手直しの考え方
職務要約抽象的・総論的になりやすい「職種・役割・強み」が一続きで伝わるかを確認
直近の職務経歴業務説明が並ぶだけになりやすい直近で任されていた役割が分かる形に整理
成果・実績表現「担当した」「携わった」で止まっている数字・規模・変化がイメージできる表現に置き換える
数値が書けそうな箇所未記載のまま残りやすい売上規模・件数・期間など、出せる範囲で補足
文章の長さ一文が長く説明的になりやすい要点を絞り、画面で読みやすい長さに調整
表現の重複同じ言い回しが続きやすい役割・視点が変わる部分で整理する
募集内容との関係関係の薄い業務も同列に並ぶ関係の深い経験を前に、薄いものは簡潔に
全体のバランス情報量が均等になりやすい直近を厚く、過去は軽くする
提出前の完成度下書き感が残りやすい「このまま読まれる」前提で最終確認

必ず見直しておきたいのは、職務要約と直近の職務経歴です。とくに数字や成果を書けそうな部分は、「頑張りました」「担当しました」といった表現のままにせず、具体的な内容が思い浮かぶ言い方に置き換えたほうが、仕事のイメージが伝わりやすくなります。また、説明が長くなりすぎている文章は要点を整理し、読みやすさを優先して整えたほうが、全体の印象もやわらかくなります。

レジュメ機能は、そのまま提出するための完成形ではなく、あくまで下書きとして使う意識を持つことで、作業の効率を保ちながら内容もしっかり整えやすくなります。

職務経歴書でよくある不安

職務経歴書を書く中で不安を感じやすいのは、「ここを書いたら評価が下がるのではないか」という想像が先に立ってしまうことが多いからです。ただ、リクナビNEXTでは、出来事そのものの良し悪しよりも、これまでの経験をどう整理し、どう伝えようとしているかが見られます。細かい点を気にしすぎて身構えるよりも、読み手に分かりやすくまとめる意識を持つほうが、結果的に伝わりやすくなります。

空白期間があると不利になる?

空白期間があるという理由だけで、評価が下がることはありません。大切なのは、その前後の仕事の流れが、読み手にとって無理なく理解できる形になっているかどうかです。空白期間の前と後で、どんな仕事をしてきたのかがきちんと整理されていれば、その期間があること自体を理由に判断が厳しくなるケースは、実際にはそれほど多くありません。

転職回数が多いと見られ方は変わる?

転職回数が多い場合でも、直近の経験にある程度の一貫性があれば、過度に心配する必要はありません。採用側が見ているのは回数そのものではなく、「最近はどんな役割を担い、どんな仕事をしてきた人なのか」「この先、どんな業務を任せられそうか」という点です。職務経歴書では、すべての会社を同じ比重で並べるのではなく、直近の経験を軸に整理してまとめたほうが、読み手にも状況が伝わりやすく、評価されやすくなります。

実績が数字で書けない場合はどうする?

・部署内での主要業務を担当し、日常的に複数案件の進行管理を任されていました
・業務の窓口として関係部署との調整を行い、進行が滞らないよう対応してきました
・チーム内では、業務の引き継ぎや相談対応を担当し、安定した運営に貢献しました
・新しく配属されたメンバーのフォロー役として、業務の流れを共有していました

数字を出せない業務であっても、評価してもらうことは十分に可能です。たとえば、どのくらいの規模の業務を任されていたのか、どこまでを担当範囲として関わっていたのか、チームの中でどんな役割を担っていたのかといった点を具体的に書くだけでも、仕事のレベル感はきちんと伝わります。無理に数字をひねり出すよりも、実際にあった事実をもとにした表現を選んだほうが、読み手にとっての信頼感は高まりやすくなります。

気になる点や不安に感じる部分は、隠そうとするよりも、情報を整理して自然な流れの中に置いたほうが、職務経歴書全体の印象は安定します。結果として、読み手も内容を素直に受け取りやすくなります。

そのまま出すと落ちやすい職務経歴書の特徴

内容そのものに大きな問題がなくても、画面上での見え方や情報の整理の仕方によって、評価を下げてしまう職務経歴書は意外と多くあります。リクナビNEXTでは、最初から時間をかけて読まれる前提ではなく、短時間で判断されるケースがほとんどです。そのため、ちょっとした表記の乱れや構成の甘さが、想像以上に目につきやすく、評価に影響しやすくなります。

テンプレを埋めただけに見える例

【職務要約】
営業職として、顧客対応や提案業務を中心に幅広い業務を経験してきました。
社内外の関係者と連携しながら、業務を円滑に進めてきました。

【職務経歴】

■ 株式会社〇〇(20XX年4月〜現在)
職種:営業
・既存顧客対応
・新規顧客対応
・提案資料作成
・見積作成
・受注管理
・社内調整業務
・その他付随する業務全般

【自己PR】
これまでの業務を通じて、コミュニケーション力と調整力を身につけてきました。
今後もこれらの経験を活かして、貢献していきたいと考えています。

テンプレートの項目をすべて埋めていても、書かれている内容が一般的すぎると、読み手の印象には残りにくくなります。業務内容をそのまま順番に並べただけの文章では、「この人は何ができる人なのか」がイメージしづらくなってしまいます。とくに直近の経験や担ってきた役割に強弱をつけず、すべて同じ重さで書いてしまうと、本来伝えたい評価ポイントが他の情報に埋もれてしまいやすくなります。

情報が多すぎて何をした人か分からない例

【職務経歴】

■ 株式会社〇〇(20XX年4月〜20YY年3月)
営業として、既存顧客対応、新規顧客対応、見積作成、受注処理、請求書発行、問い合わせ対応、社内調整、会議資料作成、展示会対応、クレーム一次対応、業務改善提案など、幅広い業務を担当しました。また、繁忙期には他部署のサポート業務も行い、状況に応じて柔軟に対応してきました。上司や同僚と連携しながら、日々の業務を円滑に進めることを意識して取り組んでいました。

■ 株式会社△△(20YY年4月〜20ZZ年3月)
前職の経験を活かし、営業事務、顧客対応、データ入力、資料作成、電話応対、来客対応、社内システムの操作、マニュアル作成など、さまざまな業務に携わりました。業務内容は多岐にわたり、臨機応変な対応力を身につけました。

文字数が多ければ多いほど評価が高くなる、というわけではありません。情報を詰め込みすぎてしまうと、読む側は必要なポイントを探すだけで精一杯になり、かえって負担に感じてしまいます。特に、かなり前の職歴や、募集内容との関係が薄い業務まで細かく書いてしまうと、本来伝えたいはずの強みが埋もれてしまい、印象に残りにくくなります。

リクナビNEXT向けなのに一般的すぎる例

【職務要約】
これまで複数の業務に携わり、幅広い経験を積んできました。
社内外の関係者と協力しながら、円滑な業務遂行を心がけてきました。
今後はこれまでの経験を活かし、貢献していきたいと考えています。

【職務経歴】

■ 株式会社〇〇(20XX年4月〜現在)
職種:事務/営業サポート
・電話、メールでの顧客対応
・資料作成、データ入力
・社内調整業務
・その他付随業務全般

【自己PR】
周囲と協力しながら業務を進めることを大切にしています。
状況に応じて柔軟に対応できる点が強みです。

どの求人にも当てはまりそうな言葉が並んだ職務経歴書は、リクナビNEXT経由の応募では、どうしても他の書類の中に埋もれやすくなります。募集内容を特に意識せずに書かれた文章だと、実際には経験が合っていたとしても、その良さが伝わりにくくなってしまいます。応募先で求められている職種や役割を頭に思い浮かべながら、それに近い経験を無理のない形で前に出してあげたほうが、読み手にも伝わりやすく、評価につながりやすくなります。

見た目や構成の段階で不利にならない状態を整えておくだけでも、書類選考の通過率は安定しやすくなります。内容をしっかり見てもらうための土台づくりとして、意識しておきたいポイントです。

提出前に最低限チェックしたいポイント

① 見た目・基本情報(最初に確認)

  • ☐ ファイル名は「職務経歴書_氏名.pdf」など、内容が一目で分かる
  • ☐ 日付は提出日に更新されている
  • ☐ 氏名・社名・部署名・役職名に表記ゆれがない
  • ☐ 全角/半角、西暦/和暦が混在していない

② 画面での読みやすさ(Web前提)

  • ☐ 改行が多すぎず、文章が細切れになっていない
  • ☐ 箇条書きの数が過剰になっていない
  • ☐ 職務要約と直近の職務内容が最初に目に入る配置になっている
  • ☐ 1画面目で「どんな人か」が分かる

③ 提出方法別の最終確認

Web提出の場合

  • ☐ 画面スクロールで流れが追いやすい
  • ☐ 行間・改行の間隔が不自然でない

企業へ直接提出(PDF)の場合

  • ☐ レイアウト崩れがない
  • ☐ 改ページ位置が不自然でない
  • ☐ 途中で文が切れていない

④ 内容の要点チェック(短時間で判断される前提)

  • ☐ 職務要約は3〜5行で、職種・役割・強みがつながっている
  • ☐ 直近の職務経歴が一番具体的に書かれている
  • ☐ 古い職歴や関係の薄い業務は簡潔にまとまっている
  • ☐ 「担当しました」「携わりました」で終わっていない

⑤ 第三者チェックをするならここ

  • 職務要約だけ読んで、どんな人か伝わる
  • 直近の職務経歴を読んで、任せられそうな仕事が想像できる

提出前にこのチェックリストを一通り確認するだけでも、「内容以前の理由」で評価を落とすリスクは大きく下げられます。
細かな手直しですが、読み手のストレスを減らすことが、リクナビNEXTでは結果につながりやすいポイントです。

提出直前の確認で差がつきやすいのは、内容そのものの良し悪しよりも、「読む側に余計なストレスをかけていないか」という点です。リクナビNEXTでは画面上で確認されることが多いため、少しのズレや見づらさ、小さな不備でも目に入りやすく、結果として評価に影響しやすくなります。

ファイル名・日付・表記ゆれは問題ない?

ファイル名は、「職務経歴書_氏名.pdf」のように、見ただけで内容が分かる形にしておくと安心です。日付は、実際に提出する日に合わせて最新のものにし、社名や部署名、役職名に表記の揺れがないかも一度確認しておきましょう。全角と半角が混ざっていたり、西暦と和暦が入り交じっていたりすると、内容とは関係のないところで読み手に小さな違和感を与えてしまいやすくなります。細かい部分ではありますが、こうした点を整えておくだけでも、全体の印象は落ち着いたものになりやすくなります。

Web提出と企業提出で変えるべき部分

Web提出の場合、改行が多すぎると画面上で文章が細切れに見え、全体の流れを追いにくくなります。一方で、企業に直接提出するケースでは、PDFにした際のレイアウト崩れや、不自然な位置での改ページに注意が必要です。内容が同じであっても、提出方法に合わせて画面や紙での見え方を少し整えるだけで、読みやすさが保たれ、全体の印象も安定しやすくなります。

第三者に見せるならどこを見てもらう?

全文を細かく添削してもらうよりも、職務要約と直近の職務経歴だけを見てもらうほうが、実は効果的なことが多いです。限られた時間の中で、「この人はどんな人なのか」「どんな仕事をしてきた人なのか」がすっと伝わるかを確認してもらうことで、実際の書類選考にかなり近い感覚でチェックしてもらえます。

提出前にこうしたひと手間をかけるだけでも、伝えたい内容がきちんと届く状態を整えることができます。結果として、経験や強みが埋もれにくい職務経歴書に仕上げやすくなります。

まとめ

リクナビNEXTの職務経歴書は、早い段階で形式を決めたうえで、職務要約と直近の経験を中心に整理できているかどうかで、評価が大きく変わります。すべての経歴を細かく書き込むよりも、採用担当者が最初に確認するポイントに情報を集めたほうが、内容が伝わりやすく、結果的に通過しやすい形になります。

公式テンプレートやレジュメ機能も、使い方を意識すれば心強い土台になりますが、すべてを任せきりにしてしまうと、伝えたい軸がぼやけやすくなります。形式の選び方、書き始める順番、不安になりやすい点の整理、提出前の最終確認までを一つずつ押さえていくことで、読む側にとって負担の少ない職務経歴書に仕上がります。

職務経歴書は、「完璧に書こう」とするよりも、「何を伝えるかで迷わない」ことのほうが大切です。この考え方を軸に整えていけば、リクナビNEXTでも評価されやすい状態を無理なく作ることができます。

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