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SPIの解き方を完全攻略|頻出問題ごとの手順をわかりやすく解説

はじめに

「SPIって、結局どう解けばいいの?」
「問題集を開いても、どこから始めればいいのか分からない…」
「なんとなく解いているけれど、本番で通用するのか不安…」

そんなふうに、問題を前にして迷っていませんか。

SPIは問題の種類が多く見えますが、実際によく出る問題はある程度決まっています。割合なら「全体を100で考える」、損益なら「原価・売価・利益の関係を整理する」といったように、問題ごとに解き方の型があります。

そのため、毎回その場で考え込む必要はありません。先に「見たらどう解くか」を知っておくだけで、落ち着いて進めやすくなります。

この記事では、SPIでよく出る問題ごとに、「問題を見たら最初に何をするか」「どの順番で考えるか」を、やさしく順を追って説明していきます。

SPIの解き方は「パターンごとの手順」で決まる?

SPIは問題の種類が多く見えるため、その場で考えて解こうとすると手が止まりやすくなりますが、実際には「問題ごとに決まった解き方の手順」を使うことで、短時間でも安定して答えを出せる試験です。

ここでは、どの問題にも共通する基本の進め方と、解ける人が無意識に行っている思考の順序を具体的に整理していきます。

すべての問題に共通する解き方の基本

まず問題を読んだら、最初の5秒で「何を求める問題か」をざっくり決めてみましょう。非言語なら「割合」「金額」「人数」、言語なら「意味」「関係」「主張」のどれかに当てはめるだけで大丈夫です。

次に、問題文の中から必要な数字や条件だけを拾います。すべてを細かく読もうとせず、「答えに必要な部分だけを見る」と考えると進めやすくなります。

あとは、その問題に合った解き方で30秒ほどを目安に解いていきます。もし45秒近く考えても解き方が決まらないときは、無理に続けなくて大丈夫です。いったん飛ばして、次の問題に進みましょう。

SPIは、1問に時間をかけるよりも、解ける問題を確実に積み重ねることが大切です。この流れを繰り返すだけでも、少しずつ解きやすくなっていきます。

解ける人がやっている手順

問題を見たら、まず「これはどのパターンの問題か」を3秒ほどで決めてみましょう。割合なのか、損益なのか、語句の意味なのかが分かるだけでも、次にやることが見えやすくなります。

次に、その問題で使う解き方を1つだけ思い出します。いくつも方法を探そうとすると迷いやすいので、「この問題はこの解き方」と決めて進めるのがコツです。

あとは、必要な数字や条件だけを拾って、式や答えを組み立てていきます。途中で迷ったり、考える時間が長くなったりしたときは、無理に続けなくて大丈夫です。いったん飛ばして、次の問題に進んだほうが、全体では点を取りやすくなります。

SPIが解ける人は、特別に速く考えているわけではありません。毎回同じ順番で考えているからこそ、迷わず進められるようになっています。

SPIの解き方の全体像

SPIは一見するとバラバラな問題が出ているように見えますが、実際には出題分野ごとに解き方の考え方が分かれており、それぞれに対応した手順を理解することで迷わず解けるようになります。

ここでは、言語と非言語で解き方が分かれる理由と、問題ごとに解き方が決まっている仕組みを整理していきます。

言語・非言語で解き方が分かれる理由

言語と非言語は、使う考え方が大きく違います。

言語問題は、文章や選択肢を読んで、「意味が合うもの」「関係が近いもの」を選ぶ問題です。そのため、計算よりも、文章を落ち着いて読むことが大切になります。

一方で、非言語は数字や条件を整理して、式を立てて答えを出す問題です。文章を長く読むよりも、「どの数字を使うか」「どんな式になるか」を早く決めることがポイントになります。

同じやり方で解こうとすると、どちらかで時間を使いすぎてしまいます。言語は“読む”、非言語は“計算する”と分けて考えると、少しずつ進めやすくなります。

問題ごとに解き方が決まっている

SPIは、その場でゼロから考える問題ではなく、「この問題ならこの解き方」と決まっていることがほとんどです。

たとえば非言語なら、割合は割合の式、損益は原価・売価・利益の関係、確率は「全体の数」と「当てはまる数」を出す、という流れで考えます。

言語も同じで、二語の関係なら“同じつながりの言葉”を探し、空欄補充なら“前後の文に自然につながる言葉”を選びます。

つまり、問題を見たら「どの型か」を決めて、その型どおりに進めれば大丈夫です。毎回悩みながら解く必要はないので、まずはよく出るパターンを少しずつ覚えていきましょう。

非言語問題の解き方

非言語問題は計算力よりも「どの手順で解くか」を知っているかどうかで解けるかが決まります。

問題文を読んだあとに考え込むのではなく、出題パターンごとに決まった流れに当てはめて処理することで、1問あたり30秒〜1分の制限時間でも安定して答えを出せるようになります。

ここでは、頻出分野ごとに具体的な解き方の手順を整理していきます。

割合の解き方

割合の問題は、計算そのものよりも「何を求める問題なのか」を最初に決められるかで解く速さが変わります。

SPIでは割合・割引・増加の問題が何度も出るため、毎回同じ順番で処理できるようにしておくと、迷わず30秒前後で答えやすくなります。ここでは、割合の問題を見たときに最初に確認するポイントと、実際の解き方を整理していきます。

■解き方

・最初の5秒で、「元の数」「割合」「求める数」のどれを出す問題かを決める
・割合が「%」か「割引・増加」かを確認し、%なら100で割って小数に直す
・「元の数×割合=求める数」か「求める数÷割合=元の数」のどちらを使うか決める
・割引なら「100%−割引率」、増加なら「100%+増加率」に直してから計算する
・20秒以内で計算し、合わないと感じたら迷わず次の問題に進む

損益算の解き方

損益算は、問題ごとに式を考え直そうとすると時間がかかりやすい分野です。

ただ、SPIで出る問題は「原価・売価・利益」のどれを求めるかがほぼ決まっているため、最初に必要な数字と式を固定できれば、30秒前後で解けるようになります。ここでは、損益算を見たときに最初に確認する順番と、よく使う式を整理していきます。

■解き方

・最初の5秒で、「原価」「売価」「利益」のどれを求める問題か決める
・問題文から「原価」「売価」「利益率」だけを抜き出し、%は100で割って小数に直す
・利益を求めるなら「利益=売価−原価」を使う
・売価を求めるなら「売価=原価×(1+利益率)」を使う
・原価を求めるなら「原価=売価÷(1+利益率)」を使う
・値引きの問題は「1−割引率」、利益率の問題は「1+利益率」に直して計算する
・20秒以内で式が作れなければ、その問題はいったん飛ばす

確率の解き方

確率の問題は、公式を覚えることよりも「何を分子にして、何を分母にするか」を最初に決められるかが重要です。

SPIでは、全体の通り数と条件に合う通り数を整理できれば、あとは割り算するだけで答えが出る問題がほとんどです。最初の10秒で数え方を決めておくと、途中で悩みにくくなります。

■解き方

・最初の5秒で、「全体の通り数」と「条件に合う通り数」を出す問題だと決める
・順番が関係するなら掛け算、関係しないなら組み合わせで全体の通り数を出す
・条件に合う通り数も、全体と同じ基準で数える
・「条件に合う通り数÷全体の通り数」の形を先に作る
・「少なくとも」は「全部−1つも起きない場合」で考える
・「AまたはB」は、それぞれを足して重なりを引く
・通り数の数え方で迷ったら、その問題は飛ばして次に進む

場合の数の解き方

場合の数は、計算よりも「並べる問題なのか、選ぶだけの問題なのか」を最初に判断できるかで解きやすさが大きく変わります。

SPIでは出題パターンがある程度決まっているため、最初に順番の有無を決めてしまえば、その後は同じ流れで処理できます。ここでは、場合の数を見たときに最初に確認するポイントを整理していきます。

■解き方

・最初の5秒で、順番を区別するかしないかを決める
・順番を区別するなら掛け算や順列、区別しないなら組み合わせを使う
・「並べる」「席順」「順位」は順番あり、「選ぶ」「取り出す」は順番なしで考える
・条件がある場合は、先に固定できる人や場所を決めてから数える
・全体の数を出してから、条件に合わない場合を引くと考えやすいことも多い
・1行で式を作れなかったら、その問題はいったん飛ばして次に進む

集合の解き方

集合の問題は、文章をそのまま読んで考えるよりも、「Aだけ」「Bだけ」「両方」の3つに分けて整理すると、一気に解きやすくなります。

SPIでは、重なっている人数をどう扱うかがポイントになるため、最初にどこに数字を入れるかを決めておくと、迷わず式を作れます。

■解き方

・最初の5秒で、「全体」「共通部分」「どちらか一方」のどれを求める問題か決める
・「Aだけ」「Bだけ」「AとBの共通」の3つに分けて数字を書く
・両方に当てはまる人数は、必ず「共通」にだけ入れる
・全体を求めるなら「A+B−共通」を使う
・Aだけ、Bだけを求めるなら「A−共通」「B−共通」で考える
・「どちらか一方」は「Aだけ+Bだけ」、「どちらかに入る」は「A+B−共通」で考える
・数字をどこに入れるか迷ったら、その問題はいったん飛ばして次に進む

速度・距離の解き方

速度・距離の問題は、計算よりも「何を求めるか」と「単位をそろえること」を最初に決められるかが重要です。

SPIでは、式自体は毎回ほぼ同じなので、kmとm、時間と分を整理してから1つの式に当てはめるだけで解ける問題が多くなります。最初の10秒で単位をそろえるだけでも、途中で迷いにくくなります。

■解き方

・最初の5秒で、「距離」「速さ」「時間」のどれを求める問題か決める
・kmとm、時間と分が混ざっていたら、先にどちらかにそろえる
・距離を求めるなら「距離=速さ×時間」を使う
・速さを求めるなら「速さ=距離÷時間」を使う
・時間を求めるなら「時間=距離÷速さ」を使う

距離=速さ×時間

・分を時間に直すときは「30分=0.5時間」「15分=0.25時間」のように60で割る
・往復や出会いの問題は、「進んだ距離の合計」を使って考える
・単位が合わなくなったら、その問題はいったん飛ばして次に進む

推論の解き方

推論の問題は、頭の中だけで考えようとすると、条件が増えた時点で迷いやすくなります。

SPIでは、「誰がどこに入るか」「順番がどうなるか」を整理する問題が多いため、最初に条件を紙に分けて書くだけで、かなり解きやすくなります。1つずつ確定させていく形にすると、複雑な問題でも落ち着いて処理できます。

■解き方

・最初の5秒で、「人数」「順番」「条件」のどれを整理する問題か決める
・条件文を1つずつ区切り、「確定する情報」と「まだ決まらない情報」に分ける
・「AはBの隣」「Cは一番左ではない」など、条件は短く書き換える
・確定できる条件から先に埋めていき、残りをあとから考える
・1つでも条件に合わない並びになったら、その時点で消して次に進む
・全体を一度に考えず、1条件ずつ追加して絞り込む
・条件が多くて整理できなくなったら、その問題はいったん飛ばす

言語問題の解き方

言語問題は知識量だけでなく、「どの順番で処理するか」によって正答率が大きく変わります。

なんとなく読んで判断するのではなく、設問の種類ごとに決まった手順で処理することで、短時間でも取りこぼしを減らすことができます。ここでは、語句問題と長文読解それぞれの具体的な解き方の流れを整理していきます。

語句問題の解き方

語句問題は、知っているかどうかよりも、「何を聞かれている問題か」を最初に見抜けるかで解きやすさが変わります。SPIでは、意味・対義語・類義語・二語の関係の4パターンが中心なので、最初に型を決めてから選択肢を見るだけでも、迷う時間をかなり減らせます。

■解き方

・最初の3秒で、「意味」「対義語」「類義語」「二語の関係」のどれかを決める
・問題の語を、頭の中で短い言葉に言い換える
・対義語なら「反対の意味」、類義語なら「近い意味」を探す
・二語の関係は、「道具と用途」「原因と結果」など、2語のつながりを先に考える
・選択肢は上から順に見て、違う意味や関係のものをすぐ消す
・10〜15秒で2択まで絞れなければ、その問題はいったん飛ばす
・最後まで迷ったら、最初にしっくりきた選択肢を選ぶ

長文読解の解き方

長文読解は、最初から本文を全部読もうとすると、時間が足りなくなりやすい問題です。

SPIでは、本文全体を理解することよりも、「設問が何を聞いているか」と「その答えが本文のどこにあるか」を早く見つけることが重要です。先に設問を確認してから読むだけでも、必要な部分だけを探しやすくなります。

■解き方

・最初の3秒で設問を見て、「何を問われているか」を決める
・本文は全部を細かく読まず、各段落の最後の文を中心に読む
・設問に関係するキーワードを本文から探す
・答えは本文の1文を根拠にして選ぶ
・選択肢が本文と少しでも違う意味なら外す
・「筆者の主張」は、最後の段落や「つまり」「しかし」の後を確認する
・30秒以上探しても根拠が見つからなければ、その問題はいったん飛ばす

SPIを解けるようにする最短対策

SPIはすべての問題を網羅しようとすると時間が足りなくなりますが、実際には出題されるパターンはある程度決まっているため、優先すべき範囲を絞ることで短期間でも得点を伸ばすことができます。

ここでは、頻出パターンに集中する理由と、解き方を覚えて繰り返し定着させるための進め方を整理していきます。

頻出パターンだけに絞る

SPIは出題範囲が広く見えますが、実際によく出る問題はある程度決まっています。全体の7〜8割は、割合・損益・確率・語句の意味など、毎回似た形で出る問題です。

そのため、最初からすべてを覚えようとする必要はありません。まずは頻出パターンだけに絞って練習したほうが、短い時間でも点数につながりやすくなります。

本番では1問に使える時間が30〜60秒ほどなので、一度見たことがある問題ならすぐに解けます。一方で、初めて見る問題に時間をかけてしまうと、その分だけ後ろの問題までたどり着きにくくなってしまいます。

まずは「よく出る問題を確実に解ける状態」を目指してみてください。その積み重ねだけでも、解ける問題は少しずつ増えていきます。

解き方を覚える → 反復する

まずは、問題ごとに「この形ならこの解き方」と、手順を1つだけ決めておきましょう。問題を見た瞬間に、5秒ほどで解き方が浮かぶ状態を目指します。

そのあと、同じパターンの問題を10問ほど続けて解きます。毎回やり方を変えず、同じ手順で30〜60秒以内に解くことを意識してみてください。

もし間違えた場合は、全部をやり直すのではなく、「どこで迷ったか」「どこで止まったか」を1つだけ確認すれば十分です。

そして翌日に、同じパターンをもう一度解いてみましょう。同じ流れで自然に解けるようになっていれば、その解き方は少しずつ身についています。繰り返すうちに、問題を見た瞬間に手順が浮かび、落ち着いて解けるようになっていきます。

まとめ

SPIは、すべての問題をその場で考えて解く試験ではありません。時間が限られているからこそ、「この問題ならこの手順」と決めておくことが大切です。

非言語は式を1つに決めて計算する、言語は設問を先に見て必要な部分だけ読む、といったように、やることを固定するだけで迷う時間を減らせます。

また、実際によく出る問題はある程度決まっているため、最初から全部を対策する必要はありません。まずは頻出パターンに絞り、同じ解き方を10問ずつ繰り返してみてください。

繰り返していくうちに、問題を見た瞬間に手順が浮かぶようになり、30秒前後で落ち着いて解ける問題が少しずつ増えていきます。

SPIは「全部解くこと」よりも、「解ける問題を確実に取ること」が大切な試験です。まずはよく出る問題から、無理のないペースで始めてみましょう。

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