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SPIでよく出る問題一覧|頻出パターンと例題をわかりやすく解説

はじめに

「SPIって、実際にはどんな問題が出るの?」
「対策したいけれど、何から始めればいいのか分からない…」

そんなふうに感じて、問題集を開いても迷ってしまっていませんか。

SPIは出題範囲が広そうに見えますが、実際によく出る問題はある程度決まっています。たとえば、言語なら「二語の関係」や「空欄補充」、非言語なら「割合」や「損益算」など、毎回のように出てくるパターンがあります。

そのため、最初から全部を完璧にしようとしなくても大丈夫です。まずは、よく出る問題から順番に慣れていくだけでも、解ける問題は少しずつ増えていきます。

この記事では、SPIで特によく出る問題を分野ごとに整理しながら、「まず何をやればいいか」が分かるように、例題のイメージも交えてやさしく説明していきます。

SPIでよく出る問題一覧

SPIは企業ごとに細かな違いはあるものの、実際の試験で繰り返し出題される「定番の問題パターン」はある程度決まっています。

限られた対策時間の中で効率よく得点を伸ばすためには、まずこの頻出パターンを把握し、「どの分野で・どんな形式の問題が出るのか」を具体的に理解しておくことが重要です。

ここでは、SPIで特に出題されやすい言語分野と非言語分野の問題を、それぞれ分けて確認していきます。

■言語分野でよく出る問題

・二語の関係
・語句の意味
・空欄補充
・並び替え
・長文読解
・文の並び替え
・熟語の成り立ち
・接続語の使い方
・主語・述語の対応
・同意語・対義語

非言語分野でよく出る問題

SPIの非言語分野も、毎回まったく違う問題が出るわけではなく、「計算の型」や「考え方」が決まった問題が繰り返し出題されます。

特に、割合や確率、推論のような頻出分野は、解き方を覚えているかどうかで1問あたりの時間が大きく変わります。逆に、問題集を見て毎回ゼロから考えている状態では、時間切れになりやすくなります。

まずは、どの問題がよく出るのかを整理し、優先して対策すべき分野を確認しておきましょう。

■よく出る問題の一覧

・割合・比
・損益算
・料金・割引計算
・速さ・距離・時間
・集合
・場合の数
・確率
・推論
・表の読み取り
・グラフの読み取り
・順列・組み合わせ
・年齢算
・濃度算
・仕事算
・通過算

SPIの頻出問題の特徴と例題

SPIで得点を安定させるためには、ただ問題数をこなすのではなく、「どのパターンがどの形式で出題されるのか」を具体的に理解しておくことが重要です。

実際の試験では、割合や確率の計算、条件を整理して答えを導く推論問題、表やグラフを読み取る問題、語句の意味や長文読解など、出題されるテーマはある程度決まっています。

ここでは、特に出題頻度が高く、対策の優先度が高い問題の特徴と代表的な例題を分野ごとに確認していきます。

割合・比の問題

割合・比の問題は、SPIの非言語分野の中でも特に出題頻度が高く、毎回ほぼ同じ考え方で解けるのが特徴です。

ただし、「何を基準にするか」が曖昧なまま計算を始めると、途中で数字がずれて間違えやすくなります。最初の数秒で基準となる数値や比の合計を決められるかどうかが、解答スピードと正答率を左右します。

まずは、問題の特徴と実際によくある出題パターンを確認しておきましょう。

■特徴

・割合の問題は、「全体=100%」を基準にして計算する形式が多い
・「○%引き」「○%増し」「前年の○倍」など、基準になる数値を先に決める必要がある
・比の問題は、「3:2」のような比をそのまま数値のまとまりとして扱う
・合計人数や合計金額が出ている場合は、まず比の合計で割る
・最初の5秒で「何を基準にするか」を決めると、30秒前後で解ける問題が多い

■例題

定価1000円の商品を20%引きで販売した。販売価格はいくらか
→ 1000円×20%=200円なので、1000−200=800円

AとBの人数の比が3:2で、合計が50人だった。AとBはそれぞれ何人か
→ 比の合計は5なので、50÷5=10
→ Aは3×10=30人、Bは2×10=20人

昨年の売上が200万円で、今年は昨年より15%増えた。今年の売上はいくらか
→ 200万円×15%=30万円
→ 200+30=230万円

場合の数・確率

場合の数・確率の問題は、計算自体よりも「どの考え方を使うか」を判断できるかどうかが重要です。

特に、「順番を区別するのか」「同じものを重ねて選べるのか」を最初に決めないまま進めると、途中で式が変わって迷いやすくなります。

SPIでは出題パターンがかなり決まっているため、最初の判断基準さえ固めれば、短時間でも安定して解けるようになります。まずは、よく出る特徴と典型的な例題を確認しておきましょう。

■特徴

・最初に「順序を区別するか」を判断する必要がある
・順番を区別しない場合は組み合わせ、区別する場合は順列を使う
・確率は、「条件に合う数÷全体の数」で求める
・先に全体のパターン数を出してから、条件に合う数を数えると整理しやすい
・問題文を読んだ直後の5秒で「順序あり・なし」を決めると、40〜60秒で解ける問題が多い

■例題

3人の中から2人を選ぶ方法は何通りか
→ 順番は関係ないので組み合わせ
→ 「AB」と「BA」は同じなので、3通り

A・B・Cの3人を横一列に並べる方法は何通りか
→ 順番を区別するので順列
→ 3×2×1=6通り

6面のサイコロを1回振ったとき、偶数が出る確率は何分の何か
→ 全体は6通り、偶数は2・4・6の3通り
→ 3÷6=1/2

トランプ52枚から1枚引いたとき、ハートを引く確率は何分の何か
→ 全体52枚のうち、ハートは13枚
→ 13÷52=1/4

推論

推論の問題は、計算よりも「条件を整理する順番」が重要になります。

条件文を頭の中だけで覚えようとすると、途中で矛盾したり、見落としたりしやすくなります。SPIでは、3〜5個の条件をもとに人物や位置、順番を特定する問題が繰り返し出題されるため、

表やメモを使って1つずつ整理する型を身につけることが大切です。まずは、どのような特徴があるのか、代表的な問題の形を確認しておきましょう。

■特徴

・3〜5個の条件文を読み取り、矛盾しない組み合わせを探す問題が多い
・登場人物や位置関係を、最初の10秒で表や図に整理すると解きやすい
・「AはBより左」「Cは端ではない」など、条件を1つずつ当てはめる
・条件を読んだら、「確定できること」と「除外できること」をその場で整理する
・一度に全部考えず、1条件ごとに候補を減らすと60秒以内で解ける

■例題

A・B・Cの3人が横一列に並ぶ。
「AはBより左」「Cは一番右」
→ Cが右端なので、残りはAとB
→ AはBより左なので、左からA・B・C

A・B・C・Dの4人が並ぶ。
「Aは一番左ではない」「BはCの隣」「Dは右端」
→ Dを右端に置く
→ BとCは隣なので、残り3か所のどこかに並ぶ
→ Aは左端以外なので、左端にはBまたはCが入る

3つの箱に赤・青・黄のボールを1つずつ入れる。
「赤は1番の箱ではない」「青は3番の箱」
→ 青を3番に固定
→ 赤は1番に入れられないので2番
→ 黄は残った1番に入る

表・グラフの読み取り

表やグラフの問題は、一見すると数字が多くて難しく見えますが、実際には「どの数字を使うか」を素早く見つけられるかが重要です。

SPIでは、すべての数値を確認する必要はなく、設問で聞かれている項目だけを抜き出して計算すれば解ける問題がほとんどです。

逆に、表全体を見ながら考えていると、必要のない数字まで追ってしまい、時間が足りなくなります。まずは、どのような流れで解く問題なのかを確認しておきましょう。

■特徴

・最初に、「合計」「割合」「差」のどれを求める問題かを判断する
・設問で指定された行・列だけを見て、必要な数字だけを抜き出す
・前年比や増減率は、「今年−前年」÷前年で求めることが多い
・表全体を見るのではなく、設問に関係する部分だけを見ると40〜60秒で解ける
・「円」「万円」「%」などの単位を見落とすと、大きな計算ミスにつながる

■例題

昨年の売上が80万円、今年の売上が100万円だった。売上は何%増えたか
→ 増えた金額は100−80=20万円
→ 20÷80=0.25
→ 25%増

A店の来客数は平日200人、休日300人だった。休日は平日の何倍か
→ 300÷200=1.5
→ 1.5倍

ある会社の社員数は、男性60人、女性40人だった。女性の割合は何%か
→ 全体は100人
→ 40÷100=0.4
→ 40%

グラフで、昨年は500個、今年は650個売れていた。何個増えたか
→ 650−500=150個

語句の意味・長文読解

言語分野の中でも、語句の意味と長文読解は特に出題数が多く、対策の差がそのまま正答率に出やすい問題です。

語句の意味は「知っているかどうか」、長文読解は「どの順番で読むか」で解答時間が大きく変わります。特に長文は、最初から最後まで丁寧に読もうとすると時間が足りなくなりやすいため、設問を先に確認してから必要な部分だけを読む流れを身につけることが大切です。

まずは、それぞれの特徴と典型的な問題の形を確認しておきましょう。

■特徴

・語句の意味は4択形式が多く、知っていれば10秒前後で解ける
・日常的によく使う語彙を300〜500語覚えていると正答率が上がる
・長文読解は300〜600文字程度の文章に、1〜2問の設問が付くことが多い
・長文は、最初に設問を読んでから本文を見ると必要な箇所だけ読める
・「内容と一致するもの」「筆者の主張」を問う問題が特に多い
・本文を全部読むより、設問に関係する段落だけを拾い読みすると30〜60秒で解きやすい

■例題

「曖昧」の意味として最も近いものを選びなさい
→ 「はっきりしない」

「促進」の意味として最も近いものを選びなさい
→ 「進みやすくする」

長文中に「近年、在宅勤務が広がっている」と書かれていた。
「筆者が在宅勤務の利点として述べているものは何か」
→ 設問を先に読んでから、「利点」が書かれている段落だけを探す

「本文の内容と一致するものを選びなさい」という設問の場合
→ 選択肢ごとに、本文に同じ内容が書かれているかを確認する
→ 「書かれていないこと」や「逆の内容」は不正解になる

SPIの頻出問題の解き方

SPIの頻出問題はパターンが決まっているため、すべてを網羅的に覚えるのではなく、「最短で解ける型」と「処理の手順」を押さえることが得点アップに直結します。

実際の試験では、1問あたりに使える時間が限られているため、迷わず手を動かせる状態を作ることが重要です。

ここでは、非言語分野で押さえるべき基本パターンと、言語分野をスムーズに処理するためのコツに絞って確認していきます。

非言語の基本パターン

非言語の問題は、いきなり計算を始めるよりも、「これはどのパターンの問題か」を最初に決めてから解くほうがスムーズです。たとえば、「割合なら100を基準にする」「比なら合計で割る」「場合の数なら順番を区別するか考える」といったように、問題ごとの型を先に当てはめます。

最初の10秒で型を決められるようになると、途中で式に迷いにくくなり、1問を60秒以内で解きやすくなります。逆に、何の問題か分からないまま計算を始めると、途中で考え直すことになり、時間が足りなくなりやすくなります。

まずは「どのパターンかを見分ける」ことを意識しながら、同じ形式の問題を繰り返し解いてみましょう。少しずつ、問題を見た瞬間に解き方が浮かぶようになっていきます。

言語の処理のコツ

言語問題は、読む順番を毎回同じにするだけでも、かなり解きやすくなります。特に長文読解は、いきなり本文を読み始めるのではなく、先に設問を確認してから本文を見るのがおすすめです。

たとえば、「内容と一致するものを選ぶ問題なのか」「筆者の考えを聞かれているのか」を最初に分かっていれば、必要な部分だけを探しながら読めるので、時間をかけすぎずに答えを見つけやすくなります。

語句の意味や二語の関係も、最初から完璧に分かろうとせず、「明らかに違う選択肢を消す」という形で進めると、10秒前後で答えを絞りやすくなります。

まずは、「設問を見る→本文を読む→選択肢を選ぶ」という流れを毎回同じように繰り返してみてください。読む順番が決まるだけでも、迷う時間が少しずつ減っていきます。

まとめ

SPIは、たくさんの問題が出るように見えても、実際によく出るパターンはある程度決まっています。言語なら二語の関係や長文読解、非言語なら割合・比、確率、推論、表の読み取りが特に頻出です。

そのため、最初からすべてを完璧にやろうとしなくても大丈夫です。まずは、よく出る問題だけに絞って練習していくほうが、短い時間でも点数につながりやすくなります。

非言語は「どの型の問題かを最初に決める」、言語は「設問を先に読んでから考える」という流れを意識するだけでも、解くスピードはかなり変わってきます。

まずは、同じパターンの問題を20問ほど繰り返してみてください。何度か解いているうちに、「この問題はこう解けばいい」と自然に分かるようになり、本番でも迷いにくくなります。SPIは、たくさんの問題に触れることよりも、よく出る型に慣れることが近道です。

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