目次
はじめに
「公務員は大卒でないと出世できないの?」
「高卒や専門学校卒だと、管理職への昇進で不利になるのだろうか」と気になっていませんか。
実際に公務員として働いていると、人事異動や昇任の発表で同年代の職員の役職が目に入り、自分の学歴が今後のキャリアに影響するのではないかと不安になることがありますよね。
この記事では、公務員の出世に学歴がどの程度影響するのか、大卒以外の採用区分で働く場合に知っておきたい昇進の仕組みや評価のポイントについて解説します。
自分のキャリアを考えるうえで何を意識すればよいのか、順を追って説明していきます。
公務員は大卒以外でも出世できるのか
「大卒でないと公務員として出世できないのでは」と不安に感じる方は少なくありません。
ここでは、大卒以外の公務員が出世できるのかという点と、採用区分による影響について順番に見ていきましょう。
大卒以外でも出世は可能
大卒以外で採用された公務員でも、出世は十分可能です。
昇任では、採用後の勤務評価や昇任試験の結果、人事評価などが重視されます。
そのため、高卒や短大卒、専門学校卒で入庁した場合でも、経験を積みながら評価を重ねていけば、係長や課長補佐などの役職を目指せます。
学歴だけで昇任の可否が決まるわけではないので、必要以上に心配する必要はありません。
ただし採用区分や昇任スピードに影響する場合はある
ただし、自治体によっては採用区分ごとに昇任要件や昇任時期の目安が決められており、大卒採用と高卒採用で昇任スピードに差が出る場合があります。
例えば、同じ年齢でも、採用区分や級別の運用によって、係長級への昇任時期が数年違うこともあります。
とはいえ、大卒以外だから出世できないわけではありません。昇任までに必要な年数に違いが出る場合がある、と考えておくとよいでしょう。
大卒以外が出世に影響しやすい場面
公務員の出世では学歴だけが評価されるわけではありませんが、まったく影響がないとも言い切れません。
ここでは、大卒以外であることが出世に影響しやすい場面について具体的に見ていきましょう。
学歴そのものより採用区分が影響しやすい
公務員の出世で影響しやすいのは、学歴そのものより採用時の区分です。
多くの自治体では、大卒程度や高卒程度などの採用区分ごとに昇任の運用が異なるため、同じ職場で働いていても昇任時期に差が出ることがあります。
そのため、「大卒以外だから不利」というよりも、どの採用区分で入庁したかが影響しやすいと考えるとよいでしょう。
昇任試験や管理職登用の入口で差が出る場合がある
自治体によっては、昇任試験の受験資格や管理職候補として扱われる時期が、採用区分ごとに異なる場合があります。
例えば、昇任に必要な在級年数が違う場合は、同じ勤務年数でも試験を受けられる時期に差が生じます。
そのため、管理職として登用されるタイミングに影響することもあります。
自治体や職場の運用によって影響度は変わる
大卒以外で採用されたことによる影響の大きさは、自治体や職場の運用によって異なります。
採用区分ごとの昇任基準を設けている自治体もあれば、勤務評価や昇任試験の結果を重視している自治体もあります。
そのため、同じ高卒採用や短大卒採用でも、勤務先によって昇任時期や管理職への登用状況に違いが出ることがあります。
大卒以外でも出世できる人に共通する要素
大卒以外でも出世している公務員は少なくありません。
実際に昇任している人を見ると、学歴ではなく入庁後の働き方や評価につながる行動に共通点があります。
ここでは、大卒以外でも出世できる人に共通する要素を見ていきましょう。
入庁後の実績や人事評価が高い
大卒以外でも出世している人は、入庁後の業務実績や人事評価で高い評価を積み重ねています。
担当業務を期限内に処理するだけでなく、業務改善の提案や担当案件を円滑に進める姿勢が評価につながることもあります。
公務員の昇任は学歴だけで決まるものではないため、入庁後の実績や日々の働き方が大切になってきます。
周囲から信頼される調整力がある
大卒以外でも出世している人は、部署内外との調整を円滑に進め、周囲から信頼を得ています。
関係部署への連絡を早めに行ったり、認識の違いを丁寧に確認したりして、業務が滞らないように対応できる職員は評価されやすい傾向があります。
公務員は周囲と連携して進める仕事が多いため、安心して任せられる存在であることが、昇任につながることもあります。
昇任試験や面接にきちんと対応している
大卒以外でも出世している人は、昇任試験や面接を軽視せず、計画的に準備しています。
試験制度がある自治体では、早めに試験範囲を確認し、筆記試験や論文試験の対策を進めることが大切です。
また、面接で担当業務の実績や今後の役割を具体的に説明できる人は、評価につながりやすい傾向があります。
大卒以外だから出世できないと決めつけなくていい理由
大卒以外という理由だけで、自分の出世の可能性を判断する必要はありません。
.公務員の昇任は学歴だけで決まる仕組みではなく、勤務実績や人事評価、昇任試験の結果など複数の要素をもとに判断されます。また、配属先や担当業務によって評価される機会にも違いがあります。
ここでは、大卒以外だから出世できないと決めつけなくてよい理由について見ていきましょう。
学歴だけで出世が決まるわけではない
公務員の出世は、学歴だけで決まるものではありません。
昇任では、勤務評価や担当業務での実績、昇任試験の成績などが総合的に判断されます。
そのため、大卒以外で採用された場合でも、入庁後に評価を積み重ねていけば昇任を目指すことは十分可能です。
学歴は一つの要素ではありますが、それだけで出世が決まるわけではないと考えてよいでしょう。
経験や評価を積み重ねれば逆転できる可能性がある
採用時の区分で昇任時期に差があったとしても、勤務を続ける中で実績や評価を積み重ねれば、その差が小さくなることがあります。
担当業務で高い評価を受けたり、昇任試験や面接で力を発揮したりすることで、上位の役職を目指すことも十分可能です。
そのため、入庁時の学歴だけを理由に、将来の出世を決めつける必要はありません。
出世には配属先や日々の評価も関係する
公務員の出世は、学歴や採用区分だけでなく、配属先での経験や日々の勤務評価も関係します。
異動先でどのような業務を担当し、どのような成果を積み重ねてきたかは、昇任を判断する際の大切な要素です。
そのため、大卒以外で採用された場合でも、配属先で実績を重ねて評価を得ていけば、昇任のチャンスは十分あります。
まとめ
公務員は、大卒以外だからといって出世できないわけではありません。
自治体によっては採用区分による昇任スピードの違いがありますが、昇任では入庁後の勤務評価や業務実績、昇任試験の結果などが重視されます。
実際に出世している人を見ると、学歴よりも、日々の仕事に真面目に取り組み、周囲から信頼を得ながら実績を積み重ねていることが共通しています。
そのため、「大卒以外だから不利かもしれない」と必要以上に心配する必要はありません。
今の職場でできることを一つずつ積み重ねていくことが、将来の昇任やキャリアにつながっていくでしょう。