シニア層・中高年の転職

65歳過ぎのダブルワーク・トリプルワークは可能?年金との関係や年収500万円の現実性

はじめに

「65歳を過ぎてから、ダブルワークやトリプルワークをしても体力的に続けられるのだろうか」
「年金を受け取りながら複数の仕事で収入を得ると、年金額や税金に影響するのではないか」と気になっていませんか。

定年後も働き続け、生活費や趣味に使えるお金を増やしたいと思っても、勤務時間の組み方や社会保険の扱いが分からないと、求人への応募をためらってしまいますよね。

この記事では、65歳過ぎのダブルワーク・トリプルワークの働き方をはじめ、年金との関係や年収500万円を目指す場合の収入条件、無理なく続けるための注意点まで順を追って説明していきます。

65歳過ぎでもダブルワーク・トリプルワークは可能?

65歳を過ぎてから複数の仕事を掛け持ちする場合、年金を受け取りながら働けるのか、実際に同年代でダブルワークやトリプルワークをしている人がいるのか気になる方も多いでしょう。

ここでは、年金受給中に複数の仕事をすることは可能なのかを確認したうえで、高齢者が仕事を掛け持ちしている実態について解説します。

年金受給中でもダブルワーク・トリプルワークはできる

年金を受け取りながらでも、2社・3社を掛け持ちして働くことは可能です。

働くことだけを理由に老齢年金の受給資格がなくなることはありません。

ただし、厚生年金に加入して働く場合は、給与と老齢厚生年金の合計額によって、年金の一部が支給停止となる場合があります。

実際に複数の仕事を掛け持ちする高齢者は多い

65歳を過ぎてから、複数の仕事を掛け持ちする人は珍しくありません。

週2日の仕事と週3日の仕事を組み合わせるなど、勤務日数や働く時間を調整しながら収入を確保する人もいます。

1社だけでは希望する収入や勤務時間に届かない場合に、このような働き方が選ばれています。

65歳過ぎで多いダブルワーク・トリプルワークの働き方

65歳を過ぎて複数の収入源を持つ場合、年金を受け取りながら短時間の仕事を加えたり、勤務日や時間帯の異なる仕事を組み合わせたりする働き方があります。

ここでは、年金とパートを組み合わせるケース、パートとアルバイトを掛け持ちするケース、本業を続けながら副業に取り組むケースに分けて解説します。

年金とパートを組み合わせる働き方

年金を受け取りながら、週2〜3日のパートで収入を補う働き方があります。

年金で生活費の一部をまかない、不足分を給与で補えるため、週5日の勤務をしなくても収入を確保しやすくなります。

勤務日数や時間を調整しながら、無理なく続けられる点も特徴です。

パートとアルバイトを掛け持ちする働き方

週3日のパートに、週1〜2日のアルバイトを組み合わせる働き方です。

勤務日が重ならないように調整すれば、体力への負担を抑えながら収入を増やせます。

1つの仕事だけでは希望する収入に届かない場合にも選ばれています。

本業と副業を組み合わせる働き方

週4日の本業に、週1日の副業を組み合わせる働き方もあります。

本業が休みの日や空いている時間に副業を入れることで、収入を増やしやすくなります。

勤務時間を調整すれば、無理のないペースで続けやすい働き方です。

65歳過ぎでダブルワーク・トリプルワークをする際の注意点

65歳を過ぎて複数の仕事を掛け持ちする場合は、収入を増やすことだけでなく、無理なく働き続けられる条件を確認する必要があります。

勤務日数や労働時間による体力・健康面の負担を確認したうえで、働いて得る収入が年金に与える影響や、税金・社会保険の扱いについても把握しておきましょう。

体力面や健康面の負担に注意する

複数の仕事を掛け持ちすると、勤務日数や移動が増え、疲れがたまりやすくなります。

最初は週4日程度から始め、週に1日はしっかり休む日を設けることが大切です。

疲れが翌日まで残る日や睡眠不足が続く場合は、勤務日数や労働時間を見直しましょう。

年金との関係を確認しておく

厚生年金に加入して働く場合は、複数の勤務先の給与と老齢厚生年金の合計額を確認しておきましょう。

2026年4月以降は、この合計が月65万円を超えると、超えた金額に応じて老齢厚生年金の一部が支給停止となります。

なお、老齢基礎年金は対象になりません。

税金や社会保険の仕組みを把握する

複数の勤務先で働く場合は、給与額や源泉徴収票をまとめて管理することが大切です。

年末調整を受けていない給与収入などが20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要になります。

また、社会保険の加入条件を満たす場合は、必要な手続きも忘れずに行いましょう。

65歳過ぎで年収500万円は可能?

65歳を過ぎて年収500万円を得られるかどうかは、これまでの経験や保有資格、勤務時間、担当する仕事内容によって異なります。

ここでは、専門性の高い仕事や複数の収入源によって年収500万円を実現しやすいケースと、短時間勤務や未経験の仕事が中心で達成が難しいケースに分けて解説します。

年収500万円を実現しやすいケース

65歳以降でも、月収約42万円を1年間続けられれば、年収500万円を目指せます。

退職前の専門知識や管理経験を生かせる仕事に就き、本業に短時間の副業を組み合わせることで、必要な収入を確保しやすくなります。

年収500万円が難しいケース

短時間勤務が中心の場合は、複数の仕事を掛け持ちしても年収500万円に届かないことがあります。

例えば、時給1,200円で1日5時間・週4日働く場合の年間収入は約125万円です。

勤務時間や時給を大きく増やせない場合は、目標額を継続して確保することは簡単ではありません。

65歳過ぎのダブルワーク・トリプルワークが向いている人

65歳を過ぎてから複数の仕事を掛け持ちする働き方は、誰にでも適しているわけではありません。

生活費や自由に使えるお金を増やしたいという目的があり、複数の勤務を続けられる健康状態を保てている人ほど取り組みやすい働き方です。

ここでは、収入面と健康面から向いている人の特徴を解説します。

収入を増やしたい人

1つの仕事だけでは希望する収入に届かない人には、ダブルワーク・トリプルワークが向いています。

勤務日や時間を分けて複数の仕事を組み合わせることで、1社では増やせない収入を補いやすくなります。

収入源を分けられることもメリットです。

健康状態が安定している人

週4〜5日働いても疲れが翌日まで残りにくく、十分な睡眠を取れている人は、ダブルワーク・トリプルワークを続けやすいでしょう。

勤務先が増えても、食事や通院など生活リズムを保てることが、無理なく働き続けるポイントです。

まとめ

65歳を過ぎても、年金を受け取りながらダブルワークやトリプルワークをすることは十分可能です。

年金とパートを組み合わせたり、複数の仕事を掛け持ちしたりと、自分の生活や体力に合わせて働き方を選べます。

一方で、年金への影響や税金・社会保険の手続きは事前に確認しておくことが大切です。

また、収入だけを優先せず、十分な休息や睡眠を確保しながら、無理なく続けられる働き方を意識しましょう。

収入を増やしたい場合も、まずは自分が無理なく働ける日数や時間を基準に仕事を組み合わせることが大切です。

長く安心して働き続けるためにも、体調と生活のバランスを大切にしながら、自分に合った働き方を見つけてみてください。

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