履歴書・職務経歴書

▶ハローワーク職務経歴書の書き方|公式テンプレを通る形に整える方法

はじめに

ハローワークの職務経歴書様式は、この形のままでそのまま提出して大丈夫なの?と不安になりますよね。結論から言うと、様式そのものが原因で不利になることはありません。そのまま使って問題ありません。

では、どこを見直せばいいのかというと、応募する職種でそのまま活かせる内容になっているかどうかです。たとえば「売上管理を担当」と書くだけでなく、「月間売上300万円規模の店舗で、在庫回転率を前年比10%改善した」など、実際に自分がやった行動と結果が数字で伝わる形になっているかを確認してください。面接官が「この人はうちでも同じように動けそうだ」と具体的に想像できる内容になっていれば、そのまま提出できます。

「志望動機を書いていないけれど大丈夫?」「学歴欄が簡単すぎるかも」と気になるかもしれませんが、それだけで選考から外れることはありません。まずは、職務経歴の中身が具体的かどうかを優先して見直します。

もし、「接客業務を担当」「事務作業を担当」といった業務名だけが並んでいる状態なら、一度手を止めて書き直してください。何人を対応したのか、どれくらいの件数を処理したのか、どんな成果があったのかまで書き加えることで、同じ様式でも印象は大きく変わります。

このあと、どの項目をどの順番で整えていけばいいのかを、ひとつずつ具体的に見ていきますね。

ハローワークの職務経歴書様式をそのまま企業に提出しても大丈夫?

ハローワークの職務経歴書様式は、そのまま企業に提出しても問題ありません。志望動機欄や学歴欄がない形式でも不備にはなりません。この様式は職務経歴と実績に絞った構成で、履歴書とセットで提出する前提で作られています。企業側は空欄の有無よりも、業務内容が具体的に書かれているか、数字を使って成果が示されているかを見ています。

職務経歴書に志望動機欄がない場合は、志望動機は履歴書の該当欄に記載します。職務経歴書には業務内容と実績のみを書き、志望動機の文章をそのまま重ねて書かないように分けます。役割を分担させていれば、様式そのものが原因で不利になることはありません。

📄 ハローワークインターネットサービス(応募書類/職務経歴書など)
👉 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/career_doc01.html
→ このページから 職務経歴書のPDF(公式リーフレット)をダウンロード可能 です。

📄 公式職務経歴書テンプレート(PDF)直接リンク
👉 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/shokurekisho3003.pdf
→ 職務経歴書のテンプレートPDFが開きます。

📄 書き込み用職務経歴書 ワークブック(公式PDF)
👉 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/shokurekisho_workbook_202205.pdf
→ 記入用シートとして公式のワークブックがダウンロードできます。

【保存版】ハローワーク公式|職務経歴書テンプレートの活用法|ダウンロード方法や書き方

職務経歴書の各項目はどう書けば評価される?

職務経歴書は、ただ項目を埋めるだけでは評価につながりません。採用担当者が最初の30秒で「会ってみたい」と判断できるかどうかは、各項目の書き方で決まります。ここでは、職務要約・職務経歴・スキル・自己PRなど、それぞれの欄をどのような基準で書けば評価につながるのかを具体的に整理します。

①職務要約は経験年数と実績を3〜5行で簡潔にまとめる

職務要約は、これまでの経歴を「何年・何職種・どんな成果」で一瞬で伝える欄です。3〜5行でまとめ、数字を必ず入れます。担当業務を並べるのではなく、経験年数と実績を先に示します。

【記載例】
──────────────────
営業職として8年間、法人向け新規開拓営業に従事。
年間売上目標5,000万円に対し、直近3年間は平均達成率120%を維持。
既存顧客のフォロー体制を見直し、解約率を15%から8%に改善。
──────────────────

「営業を担当」だけで終わらせず、「何年」「いくら」「何%」を入れて3〜5行に収めます。最初の3行を読めば、経験の長さと成果の規模が分かる形にします。

②職務経歴は「行動+数字+成果」で書く

職務経歴は「担当しました」で終わらせず、「自分が何をして」「どのくらいの数字を扱い」「結果どうなったか」までを書きます。1行ごとに【行動+数字+成果】がそろっているかを確認します。

【記載例】
──────────────────
新規法人顧客の開拓を担当し、月50件のテレアポを実施。
そのうち平均10件を商談化し、月3件の契約を獲得。
結果として、年間売上を前年比130%に拡大。
──────────────────

「営業を担当」では評価されません。「月50件」「月3件」「前年比130%」のように具体的な数字を入れ、最終的な成果までつなげます。1つの業務ごとに、この3点がそろっている形にします。

③活かせるスキルは募集要項に合わせる

活かせるスキル欄は、自分が持っている能力を並べる場所ではありません。応募企業の募集要項に書かれている「求めるスキル」に合わせて選び直します。募集要項にないスキルを長く書くより、記載されている要件と一致するものを具体的に書きます。

【募集要項の例】
・法人営業経験3年以上
・Excelでの数値管理ができる方
・チームリーダー経験歓迎

【記載例】
──────────────────
法人営業経験5年(新規・既存ともに担当)
Excelを用いた売上管理・月次レポート作成(VLOOKUP・ピボットテーブル使用)
5名の営業チームのリーダーとして目標管理と進捗面談を実施
──────────────────

「コミュニケーション力」「責任感」などの抽象的な表現は書きません。募集要項に書かれている言葉と対応させ、経験年数や具体的な使用ツール、人数などを入れて合わせます。

④自己PRは1つの実績に絞る

自己PRは強みをいくつも並べる欄ではありません。評価されるのは「1つの実績を具体的に説明できるか」です。エピソードは1つに絞り、背景→行動→結果の順で書きます。数字を入れ、再現性が伝わる形にします。

【記載例】
──────────────────
既存顧客の解約率が15%まで上昇していたため、顧客ごとの利用状況をExcelで分析し、利用頻度が下がっている企業に月1回のフォロー訪問を実施しました。
その結果、半年で解約率を15%から7%に改善し、年間売上を約800万円増加させました。
──────────────────

「粘り強さがあります」「調整力があります」と言葉だけで書きません。1つの具体的な実績を深く書くことで、強みが自然に伝わる形にします。

⑤志望動機は履歴書に書くだけでOK

志望動機は職務経歴書に重ねて書く必要はありません。基本は履歴書の志望動機欄にまとめます。職務経歴書は「何ができる人か」を示す書類なので、役割を分けます。同じ文章を両方に書くと、文字数だけが増え中身は増えません。

【履歴書の志望動機 記載例】
──────────────────
法人営業として8年間、IT商材の新規開拓に従事してきました。
貴社が強みとされている中小企業向けクラウド支援事業において、これまでの新規開拓経験と提案力を活かし、顧客拡大に貢献したいと考え志望いたしました。
──────────────────

職務経歴書には業務内容と実績のみを書き、志望理由は履歴書にまとめます。役割を明確に分けていれば、志望動機欄が職務経歴書にない形式でも問題ありません。

⑥学歴は職務経歴書に入れなくてOK

学歴は原則として履歴書に書く項目です。職務経歴書に重ねて書く必要はありません。職務経歴書は「社会人として何をしてきたか」を示す書類なので、学歴を長く書くと実績のスペースが減ります。新卒応募や学歴指定がある場合を除き、基本は入れなくて構いません。

【記載例(学歴は履歴書のみ)】
──────────────────
<履歴書>
2016年3月 ○○大学 経済学部 卒業

<職務経歴書>
2016年4月〜2022年3月 株式会社○○
法人営業として新規開拓を担当。年間売上5,000万円を達成。
──────────────────

学歴は履歴書に簡潔にまとめ、職務経歴書は業務内容と実績に集中させます。役割を分けることで、評価されるポイントが明確になります。

職務経歴書のやってはいけない書き方

職務経歴書は「何をしていたか」ではなく、「どんな成果を出したか」で判断されます。内容が間違っていなくても、書き方を誤るだけで評価は大きく下がります。ここでは、実際に書類選考で落ちやすい典型的なNGパターンを具体的に整理します。

①「営業を担当」「接客業務」など仕事内容の名前だけで終わっている

仕事内容の名前だけで終わると、「何ができる人なのか」が伝わりません。「営業を担当」「接客業務を担当」では、経験の深さも成果の大きさも判断できないため評価されにくくなります。担当業務を書く場合は、行動と数字と結果まで入れます。

【NG記載例】
──────────────────
法人営業を担当
接客業務を担当
──────────────────

何をどのくらい行い、どうなったのかが書かれていないため、実力が読み取れません。

【改善例】
──────────────────
法人向け新規営業を担当し、月50件のテレアポを実施。月3件の契約を獲得し、年間売上6,000万円を達成。
来店客1日平均40名を接客し、関連商品の提案により客単価を3,200円から3,800円に向上。
──────────────────

「担当した」で止めず、「何を何件行い、結果どうなったか」まで書くことで評価対象になります。

②担当件数・売上・改善率などの数字が1つも書かれていない

数字が1つもない職務経歴書は、成果の大きさが判断できません。「頑張った」「貢献した」と書いても、規模や影響度が分からないため評価が止まります。担当件数・売上金額・改善率など、測れるものは必ず数字で示します。

【NG記載例】
──────────────────
既存顧客のフォローを行い、売上拡大に貢献しました。
業務改善に取り組み、効率化を実現しました。
──────────────────

成果の規模が分からないため、実力の判断ができません。

【改善例】
──────────────────
既存顧客80社を担当し、定期訪問を月1回実施。年間売上を4,500万円から5,800万円に拡大。
受発注フローを見直し、処理時間を1件あたり20分から12分に短縮。月間作業時間を約30時間削減。
──────────────────

「何社」「いくら」「何%」「何分」と具体的な単位を入れることで、成果の規模が明確になります。数字が入っているかを必ず確認します。

③応募職種と関係のない経歴を長く書いている

応募職種と関係のない経歴を長く書くと、「この会社で何ができるのか」がぼやけます。採用担当者が見たいのは、応募職種に直結する経験です。関係が薄い経歴は短くまとめ、関連する業務に紙面を使います。

【NG記載例(営業職に応募する場合)】
──────────────────
学生時代のアルバイトでレジ業務を担当。
在庫管理や清掃業務を行いました。
店舗の開店準備を担当しました。
──────────────────

応募職種と直接関係しない内容を長く書いており、営業としての実力が伝わりません。

【改善例(営業職に応募する場合)】
──────────────────
法人向け新規営業を3年間担当。月40件の訪問を実施し、年間売上4,800万円を達成。
既存顧客60社を管理し、追加提案により単価を平均15%向上。
※学生時代は接客アルバイトを経験(詳細は省略)。
──────────────────

応募職種に直結する経験を中心に書き、関係の薄い経歴は1行程度にまとめます。評価されるのは「応募先で再現できる実績」です。

「それでも通らない場合は、書き方以外の原因がある可能性もあります。」
▶職務経歴書が通らない理由とは?書類選考で落ちる原因と改善方法

職務経歴書の提出前の最終チェック

職務経歴書は内容が良くても、提出直前の確認不足で評価を落とすことがあります。誤差や表記ゆれは「雑な印象」につながり、実力とは別の理由で不利になります。提出ボタンを押す前に、最低限そろえておくべき確認ポイントを整理します。

①履歴書と職務経歴書で勤務開始・退職年月が一致している

履歴書の「学歴・職歴」欄に記載した勤務開始年月と退職年月が、職務経歴書に書いた年月と1か月単位まで一致しているかを確認します。たとえば履歴書が「2019年4月入社・2022年3月退職」となっているなら、職務経歴書も同じ「2019年4月〜2022年3月」となっているかを目で照合します。

西暦と和暦が混在している場合は、どちらか一方に統一したうえで年月をそろえます。ここが1か月でもずれていると、在籍期間に空白や重複があると判断され、事実確認の対象になります。提出前に2つの書類を並べ、上から順に年月だけを追って一致しているかを確認します。

②職務要約の冒頭3行で「何年・何職種・どんな実績か」が書かれている

職務要約の冒頭3行以内に、「通算〇年」「〇〇職として勤務」「売上〇%向上・担当〇件」などの具体的な内容が入っているかを確認します。1行目で通算年数、2行目で職種と担当業務、3行目で数値を含む実績が書かれているかを読み直します。

たとえば通算8年の営業職であれば、「営業職として8年間勤務」「法人顧客50社を担当」「前年比120%を達成」のように、年数・職種・数値実績の3点がそろっている状態にします。冒頭でこの3点が明示されていないと、採用担当者は本文を最後まで読まないと経歴の全体像を把握できません。

提出前に上から3行だけを読み、年数・職種・実績の3要素が具体的な数字付きで入っているかを確認します。

③売上は“万円”、件数は“件”、割合は“%”など単位が統一されている

売上は「万円」または「円」のどちらかに統一し、同じ書類内で「1,200万円」と「1200万」が混在していないかを確認します。件数はすべて「件」でそろえ、「社」「人」と混在していないかを見直します。

割合は「%」で統一し、「前年比1.2倍」と「120%」が混ざっている場合はどちらか一方にそろえます。単位が混在すると、同じ規模なのか別基準なのかを読み手が都度計算する必要が生じます。

提出前に数字だけを目で追い、売上・件数・割合の単位が全文で統一されているかを確認します。

【保存版】ハローワーク公式|職務経歴書テンプレートの活用法|ダウンロード方法や書き方

【具体例】職務経歴書(ハローワーク公式様式対応・完成版テンプレート)

【職務経歴書(ハローワーク公式様式対応・完成版テンプレート)】

――――――――――――――
氏名:________
生年月日:________
連絡先:電話番号/メールアドレス
作成日:__年__月__日
――――――――――――――

■ 職務要約
(3〜5行でまとめる。経験年数+職種+最も強い実績を数字で記載)

例:
法人営業として5年間、中小企業向けITサービスの提案営業を担当。月30社へ訪問し、平均受注率15%を維持。年間売上2,400万円を担当し、3年連続で目標達成率110%以上を記録。既存顧客の継続率95%を維持。

――――――――――――――

■ 職務経歴

【会社名】________
在籍期間:20__年__月~20__年__月
雇用形態:正社員/契約社員/派遣社員
事業内容:________

職種:________

<業務内容>
・(行動)月__社へ訪問営業
・(行動)見積作成、提案資料作成(PowerPoint__枚程度)
・(行動)既存顧客__社のフォロー

<実績・成果>
・年間売上__万円(目標達成率__%)
・新規契約__件獲得
・業務効率化により処理時間__%短縮

――――――――――――――

【会社名】________
在籍期間:20__年__月~20__年__月
雇用形態:________
事業内容:________

職種:________

<業務内容>
・________
・________

<実績・成果>
・________
・________

※異動がある場合
20__年__月 __部へ異動
(部署ごとに業務と実績を分けて記載)

――――――――――――――

■ 活かせる経験・スキル

・法人営業経験5年(担当社数__社)
・Excel(VLOOKUP/ピボットテーブル使用、月__件のデータ集計)
・PowerPoint提案資料作成(1件あたり__枚)
・クレーム対応__件経験

※応募職種と1対1で対応させる

――――――――――――――

■ 資格

・資格名(20__年__月取得)
・資格名(20__年__月取得)

――――――――――――――

■ 自己PR

(課題→行動→結果の順で1つに絞る)

例:
既存顧客の解約が増加していた状況で、担当50社のうち解約予兆のあった10社を1か月以内に全社訪問。ヒアリング結果をもとに改善提案を実施し、解約率0%を維持。継続率100%を達成しました。

――――――――――――――

【提出前チェック】

□ 履歴書と在籍期間が一致している
□ 数字が各セクションに入っている
□ 応募職種と関係のない内容を削除している
□ 最初の3行で経験が分かる

――――――――――――――

その他テンプレートも用意していますので自由にダウンロードしてご利用ください。

まとめ

ハローワークの様式は、そのまま企業に提出して問題ありません。用紙の形式よりも、書かれている中身が具体的かどうかが判断基準になります。

確認するポイントは3つです。まず、応募職種で再現できる行動が書かれているか。次に、売上・件数・改善率などの数字が入っているか。そして、履歴書との年月や単位にズレがないかです。

志望動機や学歴欄の有無よりも、「何年・何職種・どんな数字を出したか」が明確かどうかが見られます。業務名だけで終わっている、数字が1つもない、単位がばらばらになっている場合は、提出前に必ず修正します。

様式は変えなくて構いません。中身を数字と行動で具体化できていれば、そのまま自信を持って提出できます。

-履歴書・職務経歴書
-, ,